私事ですが、精神疾患がもとで福祉の「支援」を受けてた時痛感したのが、「こんな状況になってもコミュニケーション能力って死ぬほど要求されるんだな」ってことです。
私自身は、コミュニケーションが苦にならないタイプだったので、なんとかなりました(コミュ力鍛えられたのは、なんだかんだ言ってプラスですし)が、ちょっと釈然としないというか、困難な状況にある人間に「能力」を要求する社会でいいのかな?って思いもあったり。
マイノリティは、果たして「つながらなければならない」のかを、根本的に問い直す本書は、そんな思いをすくい取ってくれるような一冊です。
『マイノリティの「つながらない権利」』