実際のところイラストソフトの操作履歴丸ごと機械学習に食わせられたら、生成過程から人間を模倣したりとかできると思うの。イラストソフトの操作履歴さえ大量に取得できれば。
MidJourneyとかでも "~が描いた" みたいに指定できるじゃんって話があるけど、ピカソとかゴッホぐらい有名な画家以外精度ダメダメだったじゃん。mimicは、そういった著名画家よりも "比較的" 無名な人の画風でも容易に真似られるというところが、クリエーターの虎の尾を踏む形になったんだと思う。
実際海外の人が似たような物を作ったら防ぎようがないんだから、技術開発よりも利用のほうに一定のルールを決めてやるのが良いと思う。 自分の権利はちゃんと守られるという安心感がないから、ここまで騒がれるんだと思うよ。
学習データに使うこと自体よりも、「自分の作品を容易、かつ意図的に模倣したものを自動生成されうる」というところに嫌悪感を抱いている人が多いように観測されるので、落とし所は学習データに使わせない権利ではないと思う。
『転移学習とか、テキストからの画像生成に「~似の絵柄」といった感じで、明らかに特定個人の作品を模倣するように指示した作品に対して、指示対象とされた人に何らかの権利が発生する』とかそういうところに落ち着いてくれればいいよね。
「今までコツコツやってたことが自動化されちゃう」経験については、プログラム書いてる人は何回も経験してるだろうから、そこは信頼してもらってもいいと思う。
細かいディテールに対して綿密に設計・検証して絵を作っていく事は結局生身の人間がやらないといけないわけだから、心配する必要は無いよとは思うけどね。 高級言語がここまで発達して、安全に高速なコードが書けるようになってきた今でも、アセンブリ言語の知識が要求されるときがあるのがその証拠。
例のAIについて、「技術の発展を阻害するな」と言ってる人達に、そうやって技術至上主義をゴリ押そうとするから、技術者以外の反感を買って動きづらくなるんですよ、と言いたい。
それこそ「二次創作はどうなのよ」という話と同じ事で、一旦ダメって表向きのルールを敷いた上で、本当にヤバいやつだけしょっぴくというやり方をしている、という点ではどっちも同じだし筋は通ってるよね。
「AIの学習データにするの禁止」と表明するの、実際に学習データにすること自体は防げないかもしれないけど、仮に悪用されて明らかに著作権侵害が主張できるような用途へ勝手に使われたときに「駄目だって言ったじゃん!」と使った人に対して主張できるので、完全に無駄では無いと思う。
自分は「『禁止を表明するのは無理だからやめろ』というのをやめろ」って言いたいだけで、別に機械学習やる側は好きにやれば良いと思ってはいる。そして判例を積み重ねていって欲しい
絵を描く人の権利を無限に認めるのも弊害は大きいけど、でも、「機械学習の元データにされるのは嫌だけど、禁止できないのは問題だ」って声が大きくなれば「じゃあ全面的に禁止になるように法律や、法解釈を変えましょうね」ってなって誰も幸せにならないんじゃないの?
逆に言うと、ちゃんと意思表明することには意味があるから、「禁止を表明しても結局使われちゃうんでしょ」みたいに悲観的に思わなくてもいいと思うよ。
第30条の4にも、「ただし,当該著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は,この限りでない。」ってあるんで、迂闊に「AIの学習データに使うのを禁止できない!!」とか言いふらすもんじゃないよ。 全てが禁止になってからでは遅いんだから。
何かを描くための参考資料が欲しいと思って検索したら、自動生成された本当かどうか分からない画像しかヒットせず、素人目には見分けがつかないといった自体は今後どんどん増えてくると思う。 そうすると、最後に頼れるのは自分の目だし自分の足。
デザインなんかでは、既に大量の候補を自動生成してそこから人間が選ぶみたいな事もしているという話も聞いたし、それが一般の人でも享受できるようなところまで降りてきたってこった。
@rizaudo そうなのか。何もついてないデータよりかは、信頼しづらくてもいいから何かしらデータがついてたほうが有り難いと思ってたんだけど層でもないんだな。