00:24:18 @ncrt035@gnosia.info
icon

aboutページの絵を差し替えようかと結構前から考えていたもののアプデするうちにゾウさんのイラストがかわいくなってきたのでモチベーションがさがってしまった.

13:28:06 @ncrt035@gnosia.info
icon

Friedländer, P., 'Pattern of Sound and Atomistic Theory', American Journal of Philology 62 (1941): 16-34.

ルクレーティウスはしばしば同音を反復したり地口のような表現を用いて音声面に工夫を加えた詩作を行なっている.
しかし,限られた要素の配列で様々なものを表現するという点でこの詩人が字母とアトムとの間に類推関係を見ていたことを踏まえるとそうした表現は単に音声上の面白さだけを狙ったものに止まらない意味を持つと解釈できる.そのような観点から書かれた論文.

ルクレーティウスのこうした側面は註釈家から黙殺される傾向にあるが,それがただの洒落ではなくa reality of language and nature(p.21)であることに著者は注意を促し,多くの詩句に見られる頭韻や同音反復に意味上の考察を加えていく.
(民間)語源の活用の点では同時代のウァッローや古代の語源学者たちと異ならないものの,それが原子論と結びついている点にルクレーティウスの独自性があるという指摘は重要である.