【読了】
荒川弘『百姓貴族』第8巻(新書館,2024年1月)
奥付では来年1月刊行になっていますが、実際の発売日は12月20日でした。ちょうど年末年始エピソードも入っている。ご実家の年賀状デザインを現在も荒川先生が担当しているの、そりゃそうかと思いつつ、ゴージャスだなあ、と。大量に鏡餅を作って神さまが宿ると思われる大事なとこすべて、牛舎や馬小屋から農機具や薪割り用の丸ノコの上にも飾るのとか、なんかよい。
年賀状はともかく、かさぶたを恣意的に生じさせてイラスト入りにした記念品カボチャを荒川先生が作っていた話も、なんという贅沢、と思いました。手にしたひとは、おそらくそれが荒川先生の作品とは、ずっと気付いてないままなんだよねってとこも含めて。
担当編集者のイシイさんと編集長と3人で取材旅行するエピソードも楽しかったです。
アニメ化が決まったときのご家族含めた周囲の反応の話も少し。今年放送されたアニメは私も観てました。このコミックス第8巻も、おまけエピソード入りDVD付属のバージョンを買いました。荒川先生を演じる田村睦心さんの迫力ある語り口が素晴らしかった。