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【読了】
よしながふみ『きのう何食べた?』第22巻(講談社,2023年10月)

ほかのお店のパンが食べられなくなるほどのパン屋さん、そこが閉店したらもう毎日の朝ご飯を和食に変えようと心を決めちゃうほどのパン屋さんって、どんなにとんでもない美味しさなのか。朝の新ルーティンに悩んでも、ふたりで提案をし合っていけるからいいですね。

この巻で、いよいよジルベールたちの結婚披露宴。シロさんのスピーチが! あのシロさんが、大勢の人の前で、真面目に堂々とパートナーについて話しているのが、第1巻の頃から考えると、すごいことだよなあ、と。シロさんも意識して自分を変えたところあるだろうけど、でもそもそも変われたのは、いろんなめぐり合わせでシロさんたちがそういうふうに自然にパートナーの話をできる「場」を得られたから、何年もかけてふたりが気負わず大っぴらに連れ添っていられるそういう場を整え広げてきたからでもあるんだよなっていうことを考える。

タブチくんと千波さんのホットプレート生活も楽しそう。かわいいカップルだー。

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ブログ更新:2023年10月に読んだものメモまとめ
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■多崎礼『レーエンデ国物語』(講談社,2023年6月)
■岸政彦『NHK100分de名著 ブリュデュー ディスタンクシオン』(NHK出版,2020年12月)
■アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー〈上〉』(訳:小野田和子/早川書房,2021年12月/原書:Andy Weir "Project Hail Mary" 2021年)
■アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー〈下〉』(同上)

●杜康潤『孔明のヨメ。』第15巻(芳文社,2023年9月)
●よしながふみ『きのう何食べた?』第22巻(講談社,2023年10月)

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2023年10月に読んだものメモ | 虫のいい日々