絵が好きな感じ。気になる Synergy
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セミョーノフ『天山紀行』に続けて読んだ。面白かった。
文章はセミョーノフよりさらに淡々としていたが、各地であった諍いはより激しめだった。
略奪を生業としている部族のところに調査に行き、そのあと当然のように襲われ、反撃し、逆に先制で襲い…とか。
直前まで友好的に案内してくれていた人たちが強盗化した一件も、大変だなあ…となった。
隊の倉庫番や通訳なんかは、とにかく信頼できる人間を見つけるのが肝要なのがすごく伝わってきた。昔の人の組織や家族・部族の連帯感は、強くならざるを得ないよな。現代人にとってはうざったいレベルの団結と相互監視も、そうでなければ死に直結するわけだ…
あとロシアの探検家、やっぱり「そう寒くない」の基準がおかしい。野営で30cmの雪に埋もれていてもそう寒くはなかったがとか言う。(ちなみにやむなく宿営地に引き返した翌朝は-23℃)
雪の照り返しに目がやられて数日間治らないとか、タクラマカンの砂塵と濃霧で2歩先も見えないとか、昼30℃で夜-3℃とかも、砂漠エグい…と思いながら読んでいた。
磚茶を貨幣代わりにしている市場の風景とか、イクラはパンにのせて食うとうまいみたいなくだりは興味深かった。
>モンゴル人はその怠惰のために、徒歩を軽蔑する。だから彼らは、なんらかの可能性があれば、いつもユルトのそばにつないである馬なしでは一歩も動かないのである。
という話で、400mでも車移動すると言っていた車社会の友達を思い出した。
この話よかった。
>夕方カザクたちはアコーデオンを鳴らして歌を歌った。アコーデオンは東トルキスタンのいたるところで住民に大いに喜ばれ、この不思議な楽器のことは、わたしたち自身より先に遠方へ達し、わたしたちを迎えに出た現地の役人までが、何よりもまず「音楽が聞きたい」と頼むほどであった。
一妻多夫制のタングート人について、「一家における既婚女性の人数」で税が決まるため、一人の妻に複数の夫で負担を減らしている事情があったようなことが書かれていた。理由を聞くとなるほどとなるな。このときの夫は必ず兄弟でなければならなかったらしい。
獣糞で火を起こすには1時間かかり雨だと2時間かかるという話も、ラクダ54頭が口蹄疫にかかり18日間その場で治るのを待つしかない話も、大変だなあと思った。しんぼう強く待つ時間の感覚も現代と違う。
待ち時間は読書をしていたらしい。"記憶力を緊張状態におくことのない砂漠の環境では、読書の印象がとくに強烈であるように思われた。"って文が良かった。
解説にあった『蒙古と青海』の文も良かった。
>キャフタにきてはじめて異境の近いことが感ぜられる。街に見るラクダの列、モンゴル人の、日焼けした頬骨の高い顔、弁髪をぶら下げた中国人、わけのわからぬ異国の言葉──これらすべてが私たちに、祖国とそこにだけしかいない親しい人々と長いお別れをせねばならぬ発足の前夜だということを、明らかに物語る。この思いになじむのは難しかった。しかしその切ない心重さは、わが青春の日のまだきより夢みつづけてきた旅行の、やがて間もない門出を喜び待つ心に和らげられた……
#読書
Espresso Tycoon楽しそう。コーヒー飲めないのだけは人生損してるなと感じる…。においからダメなのでスタバとか近づけすらしない
実はネコじゃないジャコウネコさんの「Espresso Tycoon」レビュー。えーあい!Steam広場
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