これは図書館で普通に借りられる本に書いてあることなのですが、寝酒はおすすめしません。
日本語では寝酒、英語ではナイトキャップという言葉がある通り(ナイトキャップという名前のカクテルもあるようです)、眠る前に飲むというお酒の飲み方は洋の東西を問わずあるようです。
私も、遅い時間まで頭を使う作業をした時などは、美味しいお酒を少し飲んでリラックスしたいな、と思うこともあります。
しかし、生理学・医学の観点からは、寝酒は睡眠の質を下げる、という研究結果があります。
アルコールを摂ると心身がリラックスして寝付きも良くなりそうですが、後で目が覚めやすくなります。
アルコールの血中濃度が上がると眠くなりますが、いったん上がった濃度は下がるとともにむしろ覚醒の方向に働きます。アルコールが分解される睡眠後半になると、交感神経の活動が高まって眠りが分断され、疲れが取れなくなります。さらに、アルコールには利尿作用があるので、トイレに起きる回数も増えます。
(続く)