論文毎日読むぞ197日目。戦意高揚のためにプロパガンダとして利用された「万葉精神」が、戦後「ますらをぶり」という国学の権威を衣に着せられて現代でも生き残っているのではないかという見通しを示した論文。主に国定教科書や検定教科書を分析の対象にしている。
しかし、著者自身も認めているけど「ますらをぶり」と説明する教科書は意外に少ないらしい。そう考えると、上の見通しはなんとなくそんな気もするけど、細かい部分は修正が必要そう。
確かに「ますらをぶり」「たをやめぶり」って有名だけど、どこから知ったんだろう…。やっぱ学校で習ったのかなぁ。検定教科書だけじゃなくて、副教材も調査したほうがいいかもね。