あまり肉体の調子が良くないので、横になってだらだら過ごしている。
何故か唐突に将棋がやりたくなって、CPU相手に適当に指していると、ふと鼻の奥がツンとするような匂いがした。
灯油ストーブが燃えた後のあの匂いだ。
なんでだろうなと考えてみると、おそらく昔の事を思い出したせいだと思う。
子どもの頃、大叔父の部屋に行って将棋を教えてもらっていた。その大叔父の部屋は、何年もかけて染みついたのか、いつも灯油ストーブが燃えた後の匂いがした。
将棋盤と駒を見ると、木の匂いと一緒にあの匂いを思い出して鼻の奥がツンとする。
同時に大叔父がよくくれた黒飴の味もする。
将棋・チェス・囲碁は好きなのだけど、全く強くない。
詰め将棋や詰め碁はそこそこ解けるのだけど、実戦になると弱めのCPUにも負けるレベル。
麻雀や花札みたいに運の要素がない分、強くなるには練習しかないのだろうなと思う。
子どもの頃も大叔父に勝てたことはほとんどなくて、悔しくてだいたい最後は崩し将棋で遊んでもらっていたなぁ。
やりたい事はたくさんあるのに、今日も眠気がひどい。
トマトジュースを飲んで早々と寝ようと思う。