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「物質代謝という概念がなぜ重要かと言うと、人間と自然を常にペアで捉えることを可能にする概念だからです。マルクスは、この物質代謝を中心的な概念に置いていたわけで、それは19世紀の段階で見抜いていたということだし、こういった理論をしっかりとおさえることで、気候変動をはじめ、さまざまな現代社会の問題を見つめ直すきっかけになってくれるのです」
【対談】斎藤幸平×星野真志/気候変動からポスト資本主義をラディカルに構想する――ナオミ・クラインとマルクスのエコ社会主義というヴィジョン|Web版マガジンPOSSE|note https://note.mu/posse_mag/n/nfe24b49f101c
「物質代謝」というのの原語はStoffwechselで「新陳代謝」のこと.マルクスのここらあたりの着想にはドイツの化学者リービッヒの影響があったはず.
大きな生命としての自然ないし宇宙という考え自体は古くからあるが,唯物論的な立場から「死すべき者は互いに交替に生きる」(inter se mortales mutua vivunt, 2.76)や「私有ではなく用益のために与えられる(個々の)生命」(vitaque mancipio nulli datur, omnibus usu, 3.971)という具合に自然という大きな生命の中で個別の命を捉えたのは他ならぬルクレーティウスであったのだから,自由意志の問題だけでなく自然観の問題についてのエピクーロス派のマルクスへの影響というのはもうちょっと考えてもいい気はする(もう書かれているのだろうが読んでないだけか).
3.971のmancipiumとususはローマ法の用語で,最初読んだときは「なぜこの大事なところで専門用語を?」と思ったけれども,当時の人にはごく身近でかつ分かりやすい比喩だったのだろう.
「母にいじめられたことが原点」田嶋陽子78歳が明かす“私がフェミニストになった日” | 文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/15168
良い天気なのだがこの季節はすでに日光にかなり角度がついているので油断してカーテンを開け放していると部屋の奥の本まで焼けてしまう
@BananaGiko_cle
そうですね.失礼ながらテレビで見るくらいで田嶋さんがどういうルーツを持っておられるのか存じ上げなかったので,私も興味深く読みました.
Adobe社、ニューヨーク・タイムズ社及びTwitter社と連携し、オンライン上の信頼性・透明性確保を目的としたコンテンツ属性の新しい業界標準開発のためのイニシアチブを開始 | カレントアウェアネス・ポータル https://current.ndl.go.jp/node/39427
「共産主義という妖怪(あるいは幽霊)」の原語は何だっけとなったので見たらGespenstだった
https://de.m.wikisource.org/wiki/Manifest_der_Kommunistischen_Partei_(1848)