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ベネデット・クローチェがエットレ・ロマニョーリ(Ettore Romagnoli, 1871-1938)の『アリストパネース喜劇の起源と原理』(Origine ed elementi della commedia d’Aristofane, SIFC III (1905), pp. 83-268)の評を『クリティカ』誌(V (1907), pp. 206-213)に載せていて,好評価を与えている.
http://ojs.uniroma1.it/index.php/lacritica/issue/view/224/showToc
エットレ・ロマニョーリという人はファシズム時代のイタリアで影響力を持ったギリシア文学研究者なわけですが,ギリシア古典をイタリア語へ翻訳することの重要性を強調し,純粋に文献学的な研究方向に反発して,特にドイツの古典文献学(とその「科学的方法」)に敵対的な態度をとった人物.
彼の反文献学主義(antifilologismo)への批判的応答としてパスクァーリの「文献学と歴史」(Filologia e storia, 1920)は書かれたようである.
色々繋がってきた.
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