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深夜なのでひとつ、よい曲の話を。鈴木常吉さんという方の『思ひで』という歌。
この前サンドイッチマンのラジオで流れていたんだけど、驚くほど刺さってしまって。こういう深夜寝る前に聞くのにちょうどいい歌です。ぜひ。
なにがいいって、心を撫でるような演奏と、語るように歌うところです。沁みる、じんわりと。自分がこういうのを好きになるなんて驚きなんですけど、好きになってしまったものはしょうがない。
なんかここ数日首肩の凝りがとんでもないことになっていて、太陽フレアとか地磁気異常とかそういうオカルティックな影響が及んでいるんではないかとすら考えてしまいます。
深夜なのでひとつ、よい曲の話を。鈴木常吉さんという方の『思ひで』という歌。
この前サンドイッチマンのラジオで流れていたんだけど、驚くほど刺さってしまって。こういう深夜寝る前に聞くのにちょうどいい歌です。ぜひ。
なにがいいって、心を撫でるような演奏と、語るように歌うところです。沁みる、じんわりと。自分がこういうのを好きになるなんて驚きなんですけど、好きになってしまったものはしょうがない。
私はこれ、思い出を忘れてしまう、ということに対する曲だと思うんですよね。
キモなのは、思い出を「雲」に例えて「少しずつ消えてゆく」と繰り返し歌っているところ。
なぜ思い出が「雲」に例えられていると考えたかというと、
「想い出もあの空の中に」
「君が吐いた白い息が 今ゆっくり風に乗って
空に浮かぶ雲の中に 少しずつ消えてゆく」
というふたつのフレーズから。繰り返し空の雲を歌う中で「君」の吐いた息が白くて雲みたいだね、と繋がっているのが想像できる。
そんでそんで、たぶんこの「君」はもういない。
「想い出もあの空の中に 少しずつ消えてゆく」
「川面の上を雲が流れる」
これ、想い出「も」なんですよ。つまり、他に消えて行っているものがあって、それが雲。つまり「君」に繋がっていて。
それだけだと離別の可能性もあるんですけど、ここで川が出てくる。
川の上を雲が流れて、少しずつ消えていくんです。自分は川の向こうには行けないし、つまりもう会えない。ここで三途の川を引き合いに出すのはあまりに無粋なのでそれは控えますが、それにしても間違いなく「川」に区切られていて二度と会えないことが示唆されているように思います。
そんな人との思い出が、少しずつ消えていく。無念と悲しみ、でもどうしようもない諦観に満ちた素晴らしい曲。
それを踏まえて曲全体を聞くとさ……誰もいない空にぽっかりと浮かぶ雲とか、照り返す日差しを避けて軒下に眠る犬とか、情景の描写が素敵すぎる。
深夜食堂というドラマのOPだった影響でネトフリから来た海外ファンなんかもいっぱいいるようで、つまり言語を介さなくてもめちゃくちゃいい曲と歌なんです。すごい! 聞いてね。
skeb、私も使いたいんですけど、いわゆるオリキャラの依頼って難しくないですか?
なんだろう、見た目だけ模倣した絵ってAI生成と変わらない気がしており、ある程度知ってくれている人にしか依頼できないなぁとか。