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　出勤中。遅刻しそうで駅まで走ったというのもあるけど、9月も半ばを過ぎて18日だというのにまだまだ朝から暑いなあ。

　兵庫県の斎藤元彦知事が県議会から不信任決議案を提出・可決された場合の対応について「法律にのっとってさまざまな選択肢がある」と繰り返し説明しているが、そのことについて「選択肢は２つしかねーよ」みたいなことを言ってしまうのは残念な感じだし、フリージャーナリストがそのような発言をしているのを見て、これでジャーナリストはさすがになあと。

　「選択肢は２つしかねーよ」と言われる場合の２つとは、知事でなくなる道を選ぶか議会を解散するかの２つなんだけど、まず知事でなくなる選択肢だけ見ても、自ら積極的に〈辞職〉をするか辞職をせずに〈失職〉するかの２つがあり意味が違う。また、議会を解散した上で自ら積極的に辞職もして県議会選挙と知事選挙を同日にやるということも取りうる選択肢としてはある。議会を解散せずに辞職を選択した場合、失職した場合、議会を解散して自らも辞職をした場合それぞれについて、出直して出馬するかどうかでの通りがある。（つづく）

（つづき）ここで指摘した選択肢を「法律にのっとって」とることのできる選択肢に含めるかどうかは解釈の余地があるし、一般的には知事でなくなるか議会を解散するかの２つととらえるものだと思うけど、知事本人が「さまざまな選択肢がある」と言っている以上、社会人・有権者としてはどのような意味でそう言っているのかを洞察・分析する視点や能力をせめて身につけておきたいし、ましてやジャーナリストであれば以上に加えてそれを第三者に対してわかりやすく説明できる能力もないとあかんよねという話。

（つづき）議会を解散したあと県議会選挙の結果を受けて「民意が示された」とかなんとか言って議会が開かれる前に辞職するという選択肢もあるよね。

　こういうところが法治国家として前近代的で人権意識や概念が欠如しているのよなあ。2年以上も経っていまさら証拠隠滅のおそれがあるとは到底思えないし、家族もいて顔も知られているなかで逃亡のおそれがあるともとうてい考えられないわけで、あえて逮捕する法的な意味での正当性がないのよね。

　関係者や世間的にはこの人を罰したいという感情があるかもしれないけど、この人がどんな罪に問われてどのような刑事罰に値するのかというのは裁判所が判断することであって世間でも警察でもないからね。

RT: 知床観光船沈没、運航会社社長を逮捕　業務上過失致死容疑　海保 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20240918/k00/00m/040/125000c

　Mozilla.socialが2024年12月17日で閉鎖するとのこと。ていうか、まだclosed betaだったのね。

　Mozilla.socialのインスタンス（サーバー）に参加するまでは期待していたのだけど、ウェイティングリストに登録してもまったく音沙汰がないし、そのあいだに身内っぽい人らだけで何かいろいろやっていたみたいだけど、けっきょく登録したときには私も冷めていてぜんぜん使わずじまい。閉鎖の決定はどういう理由によるものなのかはわからないけど、インスタンス（サーバー）を公開する時期を逸した感は否めないなと。

https://mozilla.social/@mozilla/113153943609185249

https://archive.is/SnHNK

https://web.archive.org/web/20240918040548/https://mozilla.social/@mozilla/113153943609185249

（つづき）ちなみに、私は不信任決議案が可決されたあと斎藤元彦知事が議会を解散する可能性は十中八九ないと今朝まで思っていたのだけど、そしてそのことを途中まで下書きをしていたのだけど、本日13時15分からの囲み取材での受け答えを見ていて議会を解散する可能性は4割ぐらいあるのかもなという認識になった。

　というのは、議会を解散した場合に本来であれば必要のなかった県議会選挙のためにかかる16億円について、議会を解散するという選択をする斎藤知事の責任なのではなくて不信任決議案を提出して可決する議会の責任であるかのような発言を繰り返していたから。

　まあ、斎藤知事の視点では当然そういう風にして自己を正当化するだろうなと思うので驚きはしないけど、改めてよくもまあこんな人に投票してこんな人を知事に選んだなと。

　経済、為替、物価の話。

　ドル円の為替相場は、2024年7月3日の高値161.951円から9月16日の安値139.578円まで2か月ちょっとのあいだに22円37銭（13.8%）も円高に進んだのだけど、1000円のラーメンは862円にはならんよな。まあ、そういうことなんですわ。いちど上がった物価はなかなか下がらんのですわ。

　ちな、「161円台まで円安になるときにはなかなか値上げできずに我慢していたので円高になってもいきなりは値下げしないのが道理にかなっている」と勘違いしている人がいるかもしれないけど、161.951円になる前、最後に139円台をつけていたのは2023年7月28日で、円安は約1年かけてじわりじわりと進行してきたのでスレッショルド（閾値）をまたぐごとに値上げするという形で何回かに分けて値上げがされてきたわけ。だから値上げと値上げのあいだにはとうぜん円安が少しずつ進んではいるけど値上げをしない時期というのがあるわけだけど、今回はその値幅を2か月で一気に円安に進んだわけだから、スレッショルドと次のスレッショルドのすきまがほとんどないわけよね。

　Googleが公開しているAI Test KitchenのMusicFXで生成・作曲した物憂げな曲3。同じような曲ばかりが生成されるのでプロンプトを工夫してみたりもするのだけど、プロンプトを変えたら変えたで思ったものとはまったく違うものが生成され、なかなか思ったようにはいかないなと。

RT: MusicFXでAI生成・作曲 物憂げな曲3 https://youtu.be/Osf5HM9oTvI?si=T1eIuwJpaU9Zu-FH

　海上保安庁の記者会見についても確認したのだけど、冒頭の説明部分だけしかなく、少なくともこれを観るだけではなぜ逮捕が必要だったのかまではわからなかった。これいこうの記者とのやりとりがわかる動画も探してみたけど、見つからなかった。

RT: 【緊急LIVE】知床観光船沈没事故　運航会社社長を逮捕　海上保安庁が会見《HBC ニュース》 https://youtu.be/QcAtc9aqxHc?si=3RNEBdomi-uOBPZ3

　私が関西に来たときからずっとあったし、京都に住んでいたときは梅田に着く直前にロフトが見えると大阪に来たんだなあとしみじみ感じ入ったもの。ロフトがなくなるのはさびしいけど、10代、20代のころとは違って私もほとんど利用することがなくなったので、これも時代の流れで仕方がないのかな。一昨年の9月30日をもってロフトの地下にあったテアトル梅田が契約更新することなく閉館したのも、こういう流れだったのかな。

RT: 大阪・梅田ロフトが移転　25年春、小型店で営業へ - 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC185SA0Y4A910C2000000/

　ある事柄について「可能性が排除できない」ということが理由になるんだったら、岸田首相が宇宙人である可能性も排除できないし、明日人類が滅亡する可能性だって排除できないわけで、重要なのはその可能性が排除できないことについて合理的な根拠があってそのことを説明ができるかどうかなのよね。

　たとえば誰かが私のシュークリームを勝手に食べたとき、誰が犯人なのかについては誰だって可能性が排除できないと言って疑えるけど、根拠もなく疑えばそれは問題になるわけで、例えば私が離席をしたわずかな時間にシュークリームを食べることができた人の中に犯人がいるとか、口のまわりにカスタードクリームがついているとかいった理由があって初めて「可能性を排除することができない」という判断が合理的なものとして社会的な支持を得られるわけ。

　じゃあ、今回の逮捕について「証拠隠滅の可能性排除できず」の合理的な説明はどうなのかっていうと、少なくとも私はまだそれを目にしていない。

RT: 桂田容疑者逮捕　「証拠隠滅の可能性排除できず」　1管本部説明：北海道新聞デジタル https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1064150/