「××は名作」とか「××の影響は計り知れない」的なコメント、あるいは「××の先に⚪︎⚪︎があり」云々、他の作品の固有名と並べるだけのコメント、読んでてだんだん腹が立ってきたというか、そんな名作なのに「名作」という情報しか、情報ばかり流れてくるのなんなの？って思ってしまう。それって届いてるのかなあ。いいねボタンとほぼほぼ同じ意味しかない文章。

Xがおかしくなった、イーロンマスクがおかしいという意見も一理はあるのだが、より根幹にあるのはSNSが「人間は自分の言葉を投下しそれを他の人間が拾う」場所ではなくなったという変化だろう。エージェントがAIでも人間でも構わない。人間のアテンションを、その心理的特質＝動物的側面のハックを通じて奪い、アルゴリズムによって量的範囲的にそれにレバレッジをかけていく定石が一定濃度を超えたとき、それは自動音声での営業ばかりの「電話」や、広告と釣りタイトルばかりのweb記事と同じく「そこ」は「人が住む」場所ではなくなる。

なんか最近、というかお遍路してからか。PCではなくiPhoneで「書く」ほうが好きになってしまった。キーボードで書くとどこか落ち着かない。文章がスカスカな気がしてくる。手元のメモ帳アプリにチマチマと。思いついたことを少しずつ記してく。溜まってきたら内容に応じてフォルダに分類する。順番を入れ替えて、くっつけて。そんな「書く」が最近好きだ。

先日、広岡さんと「いつになったらみんなAI使うようになるのか」みたいな話をしたのだが、多分レイトマジョリティがAIを「使う」ことは永遠にない。その頃には既にみんながAIを環境にしてくれてるので、意図的、主体的に「使う」必要は特になくなってるのだと思う。

このアカウントは、notestockで公開設定になっていません。