2020-05-24 07:32:22 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:コア・グラス香油瓶
(紀元前2世紀~紀元後1世紀頃|出土地:エジプト)

深い緑色のガラス素地に黄色いガラス紐を巻き付けて、下から上に向かって引っ掻いて波状文様を施している。古代エジプト発祥のアラバスターを削り出した器の形状に由来する「アラバストロン」と呼ばれる形の香油瓶。

 

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2020-05-25 08:34:08 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:コア・グラス両手付香油瓶
(紀元前2世紀~紀元後1世紀頃|出土地:エジプト)

砂や耐火粘土等をコア(芯)として、熔けたガラスを巻きつけて装飾する「コア・テクニック」による香油瓶。コア・テクニックとは、最古のガラス器制作技法の一つである。エジプトでは紀元前15世紀後半にガラス製造が始まり、当時は金と比較される程高価なものであった。同様に希少価値の高いエジプトの香油は、美容に用いるだけではなく神への供物であり、王の副葬品でもあった。

 

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2020-05-26 10:04:37 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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庭園のカルミアが開花しました。

新型コロナウイルス感染拡大防止に努めるため、箱根ガラスの森美術館では3月27日から5月31日(予定)まで臨時休館を実施しております。

※政府・自治体からの要請などにより、実施内容や期間を変更させていただく場合がございます。

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2020-05-26 10:49:33 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:イスラム・グラス薔薇水撒水瓶
(11~12世紀|イラン)

頸の付け根に熔着装飾が施された長頸瓶。このような器の多くは、薔薇から抽出した精油と水を混合した薔薇水を入れて、撒水する為に使用された。薔薇水は貴重な芳香水として、イスラム地域からアジアや西欧諸国に広まっていった。

 

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2020-05-26 12:38:21 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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箱根ガラスの森美術館の庭園では何種類かのバラの開花が始まりました。

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2020-05-27 10:14:30 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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蔓紫陽花(ツルアジサイ)が開花しています。箱根ガラスの森で最も早く開花するあじさいです。水車小屋の壁に気根を張って這い上がり、可愛らしい白い花を咲かせます。

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2020-05-27 10:25:55 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:黒絵式片手付香油瓶
(紀元前6世紀|出土地:ギリシア)

ギリシア土器は、表面に絵付けされる形式によって、時代順に幾何学様式時代(前10~8世紀)、オリエント様式時代(前8~7世紀)、黒絵式様式時代(前6世紀)、赤絵式様式時代(前5~4世紀)などに時代区分されている。この作品は鱗文が黒く絵付けされている。鍔広の口と把手は古代ギリシアの香油瓶の典型的な形式である。

 

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2020-05-27 12:32:51 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:ガラス熔着装飾瓶
(6-8世紀|出土地:シリア)

5世紀に西ローマ帝国が崩壊すると、東地中海のガラス製造技術の水準は徐々に低下していく。装飾の多様性が失われていくローマン・グラスの中で最も頻繁に使用された装飾が、ガラスの粘着性を利用して紐状のガラスを容器に装飾した紐装飾や貼付装飾である。ローマ帝国の支配下にあったシリアでは、水差しの首やコップに紐を一重に巻いたものや、紐装飾を把手のように施した壺等が多く制作された。632年以降は次第にイスラム的装飾様式が主流となる。

 

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2020-05-27 13:12:32 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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箱根ガラスの森美術館 営業再開のお知らせ

2020年6月1日(月)より営業再開させていただきます。

今後も引き続きお客様と従業員の健康・安全を第一に考慮し、感染防止策に取り組んでまいります。ご来館のお客様、関係者の皆様には、ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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2020-05-28 08:03:45 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:三つ口香水瓶
(18世紀後半|ロシア)

ロシア皇帝エカテリーナ2世(在位1762~1796)のために作られたこの豪華絢爛たる三つ口の黄金瑪瑙製の香水瓶には、中央部分の七宝帯文中に、謎めいた銘文が記入されている。「VOTREAMITTE ‘FAIT MA SEULFELICITE(あなたの愛は、私だけの至福を生む)」という銘文。「あなたと私」とは一体誰であったのだろうか。エカテリーナ2世の夫は、歴史上、かの有名なピョートル大帝(在位1682~1725)の孫ピョートル3世(1728~1762=暗殺される)であった。本来ならば帝位を継ぐべき筈であった夫が暗殺に遭い、その夫に代わって帝位についたエカテリーナ2世に、ピョートル3世が生前に贈った祝福の香水瓶であったのではなかっただろうか。三つの香水瓶を合わせて一体に作った三つ口香水瓶のそれぞれに、エカテリーナ2世の愛した香水が、ピョートル3世の愛とともに一杯注がれたにちがいない。

 

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2020-05-29 08:12:09 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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箱根周遊の交通・施設 6月から再開続々 kanaloco.jp/article/entry-3667

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箱根周遊の交通・施設 6月から再開続々 | 社会 | カナロコ by 神奈川新聞
2020-05-29 08:44:27 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:花装飾脚大坏
(19世紀|ヴェネチア)

クリスタッロと呼ばれる無色透明なガラスを引き伸ばして作られたゴブレットで、脚部には龍を連想させる飾りと青色、黄色、ピンク色の色ガラスで作られた三輪の小花が熔着装飾されている。ルネサンス以降、ヨーロッパの上流階級を背景に発展を遂げたヴェネチアのガラス産業は、他のガラス産地の台頭や、ヴェネチア共和国の解体、ムラーノ島のガラス職人組合の解散などを理由に、18世紀頃から衰運の一途を辿り始めた。そこでガラス職人達は、先人達が残した伝統技術を研究し、新しい試みや改良を加えることで、時代の流れに即応したガラス作品を生み出していった。本作品は、そのような動向の中で生み出されたゴブレットである。

 

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2020-05-29 19:40:51 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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箱根町 美術館は展示減らす対策|NHK 首都圏のニュース

先月8日から休業を続けていた「箱根ガラスの森美術館」は、来月1日から営業を再開する予定です。
www3.nhk.or.jp/shutoken-news/2

2020-05-30 07:44:51 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:レース・グラス・ワイングラス
(17世紀|ヴェネチアまたはファソン・ド・ヴェニス)

2種類の異なったパターンのレース棒を交互に並べて熔着し、イタリア語でレトルティと呼ばれる模様に仕上げられたワイングラスである。ステムには、ひねりを加えた装飾が施され、美しい円錐形の坏身と台をつないでいる。

 

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