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有機農業勉強会 1/N

Mさん(我が集落に移住してきたアパレル・デザイナー)夫妻が主催し、その筋では有名な保田進さんを講師とする有機農業勉強会に参加した。

Mさんに勧誘され、Nさん(妹)に「あんた興味あるでしょ?行ったら?」と勧めたら「用事があるので代りに行って」と言われ、断る理由が無かった。誘い合わせた訳ではないが、Hさん(この人も移住者)もMさんに勧誘されて来ていた。

ざっと会場を見回したところ、参加者はHさんのようなアラカンの女性が最も多い感じ。私のようなアラコキ男性があと一人だけ、奥さんらしい人と一緒に来ていた。次に多いのは若い女性で、その三分の一ぐらいは配偶者らしい男性 AND/OR 乳幼児と一緒に来ていた。よくよく見てみると、若いソロの男性も数名来ている。

講師保田さんは「有機農業」は有機肥料を使う農業というよりも、自然の摂理・機序を活用する農業だと言う。「山の木や道ばたの草は肥料や農薬を使わなくても元気に育つでしょ?そういう自然の仕組みを使うのです」と。

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有機農業勉強会 2/N

有機農法では、(1) 農薬を使わない、(2) 化成肥料を使わない、というのが一般的だが、重点は (1) の方、無農薬ということにあるらしい。(2) の化成肥料の方は、団粒構造を持つ良い土壌を作るために使用を避けたい、という意味合いが大きい。

ただし、これは保田さんが言ったことではなく、私の解釈である。

50年前、1970年代初頭に、野菜や穀物の残留農薬が非常に大きな社会問題になった。たとえば、牛乳がひどく汚染された。そればかりか、母乳から牛乳の基準値を上回る残留農薬が検出された。

これは良くない、という事で、当時全国農協中央会理事でもあった一楽輝雄氏が1971年に全国有機農業研究会を設立したのが事の始まりであった。

一楽氏曰く「母乳を汚すような食物が本物の食物と言えると思うか?」と。

以上が、何故有機農業か、という話。

どうやって有機農業をやるかという技術的な話は、今回はあまり深いところまでは聴けなかったが、広葉樹林の地面にある腐葉土のような土を作ること、というのが目的として掲げられる。

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有機農業勉強会 3/N

広葉樹林の地面でどのように腐葉土が出来るか、と言うと、落ち葉が腐って土に復る訳だ。そうやって出来た腐葉土は、団粒構造があって、ふかふかしていて、適度な保水力があって、植物の生育に適している。そういう土を作るのが有機農業の技術的な目的となる。

しかし、腐葉土を作ろうと思って落ち葉を拾ってきて農地に鋤き込んでもダメ。落ち葉が完全に腐食するのに5年かかるからだ。下手に生の葉っぱを土に鋤き込むと、好ましくない腐敗が発生して、ネキリムシなどの害虫が住むことになる。

講師保田さんの薦める方法は、(1) 完熟した牛糞堆肥、(2) 氏の考案になる「保田ぼかし」、(3) 刈り取った雑草によるマルチングの3つが基本となる。

(1) の堆肥は元肥。土壌の団粒構造化を促進するために植物繊維の多い完熟した牛糞を使う。鶏糞はダメなんだって。

(2) は、米糠、油粕、魚粉、蛎殻骨粉を乳酸発酵させた比較的速効性の肥料。材料があれば自分で作れる。

(3) は、地面を直射日光から保護して、表面の湿り気を保つための工夫。

この先は割と細かい技術論になる。面白い話もあったが割愛。

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有機農業勉強会 4/N

話の最初に参加者の男女比や年齢構成を少し書いた。どういう人がどういう動機から有機農業に関心を持っているのかということに関心がある。

そう言えば、妊婦さんも一人いた。食の安全について切実な考えを持つ女性が多いのはよく分った。

主催者であるMさんの動機は明らかだ。彼自身によれば、「アパレル・デザイナーとして、かっこいい服を作りたい。そのために何が必要かと考えた。結局、かっこいい服を作れるのは、かっこいい人間だ。従って、私はかっこいい生活をしたい」ということで、農を含めて、循環型で持続可能な生活をしたい、という事だ。

冷笑したり揶揄したりする気持ちは全然ない。

印象論に過ぎないが、30歳代の人たちの中に、びっくりするほど率直に自分の価値観に従って生活を構築していこうとする人が多いように思う。

残り時間の少ない自分としては、やはり、うらやましく思う。

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有機農業勉強会 5/N

最後に、有機農業(自然農法と言っても良い)の経済性(効率)は避けて通れない問題だと私は思っている。

有機農業だけをやって生活できるか。出来ないと思う。

どんなに産品の付加価値を高めても、有機農業のやり方でやる限り、大量生産は出来ないから、農産物を売って得られる現金収入では生活できないと思う。

いや、Hくん(元同僚プログラマで現在専業農家)が消費者への直販によってやっているらしいから、出来るのか?一度、詳しく聞いてみたい。

それは、それとして、普通は困難だと思う。

それよりも、そもそもの話として、有機農業は自家消費を前提として、小規模なものにとどめる方が健全な姿を維持しやすいと思う。

こういう風に言うと、結局、有機農業というものは、生活に余裕がある人が他で稼いだお金を注ぎ込んでする趣味みたいなものだ、という話になりやすいかな。

有機農業は長時間の手作業を要求するものなので、コスト高であることは否定できない。

飽きてきたので結論みたいなものに飛びつくが、兼業としての農業の新しい形を具体例として示してくれる人が出てくると良いなと思う。

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君が愛せし綾藺笠
落ちにけり落ちにけり
賀茂川に川中に
それを求むと尋ぬとせしほどに 明けにけり明けにけり
さらさらさやけの秋の夜は

梁塵秘抄で憶えているのは、これと「遊びをせんとや生れけん」の二つだけ。京都の夜というと、真っ先にこれを思い出す。

今の季節なら、路面電車のパンタグラフからこぼれ落ちる火花(これは実際に見た)と、「六月の都会の夜の空」という言葉を思い出す。稲垣足穂。京都じゃなくて神戸だけど。

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@moran_aoki

The Band って、私の知っている "The Weght" のあのバンドですか?

2023-06-27 21:27:15 Shinh Y.の投稿 Shinh_Y@fedibird.com
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2023-06-27 21:36:50 Shinh Y.の投稿 Shinh_Y@fedibird.com
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シンさんの草刈の話をニヤニヤしながら読んだ。あ、それ、あるある、ばかりで面白い。

* 長老たちは教えたがる
* 推奨の根拠は美観
* 草刈は人を陶酔させる
* くれぐれも熱中症に御用心

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明日の午後、県の役人4人、町の役人3人を前にして、一席ぶたなければならない。準備が必要なのだが、やる気が出ない。

彼らは、ヒアリングというか、打合せというか、そういう手続きを経たという事実を作りたいだけで、実質的には何もする気が無い。「棚田カード」という子供だましの振興策だけで逃げ切るつもりだろう。

もうね、「つなぐ棚田遺産」の認定証なんぞ返上してやろうかと思う。

いまいましい。

2023-06-28 07:30:43 森さん@キンバリー使い🇩🇪の投稿 moriteppei@mastodon.social
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基本、プライド高くて手に負えなさそうな学者って「わかる」じゃん。もう投稿や振る舞いに滲みだしてるでしょ。そういう人見るとイラッとするのはわかるけど、恥を晒させるのは大変悪趣味だよ。だから見かけても基本笑顔で目を逸らしてる。

じゃあなんで今回お前も言及してんだよって話だが……機嫌悪いんだよ。めちゃくちゃ。

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本日午後に予定されている打合会で県と町の職員たちに突きつけるつもりの質問書兼要望書を作成している。

基調として腹立ちがあるので、言葉の端々が刺々しくなってくるのを避けられない。

基本的に、行政が主宰する会議においては、こちらがわの質問や要望を文書化して提示することにしている。そして回答を要求する。それも文書での回答を期限を切って要求する。

もちろん、書いたものが残ることを彼らは嫌がる。どうにかして知らん顔をしようとする。電話で何やかや言ってごまかそうとする場合も多い。しかし、そこをグイと押し込まないといけない。

そうせずに行政側が用意した議事予定と参考資料だけをもとにして会合に出ると、打合せをして行政側の提案が承認されたという事実だけが記録されることになる。

扱いにくい奴でごめんねー。(反省してません)

2023-06-26 16:43:28 三宅 芳夫の投稿 yoshiomiyake@fedibird.com
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fedibird.com/@yoshiomiyake/110

> AIとはソフトェアの16進法処理を2進法処理のハードウェアへ組み合わせるシステムです

AI(人工知能)のこの定義は明らかにデタラメであり、三宅芳夫氏がコンピュータのソフトウェアについて何一つ知っていないことを表している。

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三宅 芳夫 (@yoshiomiyake@fedibird.com)
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万力が欲しい
バイスが欲しい

(病気再燃)

2023-06-28 20:43:14 森さん@キンバリー使い🇩🇪の投稿 moriteppei@mastodon.social
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Twitterで「AIとはソフトェアの16進法処理を2進法処理のハードウェアへ組み合わせるシステムです」って言ってみようかな……。根拠聞かれたら「いや、実は……」っていう。

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英語では最近 he, she の代りに they を使おうという動きがあるようで、私がときどき行くプログラマー向けの BBS でも、

「XXX が投稿したのは今回が初めてだ。コミュニティーへの参加を歓迎しようぜ」

という意味で

"This is the first time XXX has posted — let’s welcome them to our community!"

と表示される。以前は "them" でなく "him/her" だったかな。

「they は複数形」というのが頭から抜けないので、やっぱり違和感はある。慣れの問題に過ぎないだろうけれど。

ええと、目的格の them や所有格の thier は良いとして、主格の they を受ける動詞に単数形と複数形がある場合はどっちを使うのかな。例えば、they are comming でよいのか、they is comming がよいのか。

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gender-neutral な代名詞について書いたものだから、いつか書いた話をまた書きたくなった。

知り合いのKさんは二人の子の母親なのだが、子たちを「Sくん」、「Tくん」と呼ぶ。そして、子たちに自分を「お母さん」ではなく「Kさん」と呼ばせ、夫であるAさんを「お父さん」ではなく「Aさん」と呼ばせる。当然、夫婦もお互いに「Kさん」「Aさん」と呼び合っている。

つまり、ファーストネーム+敬称の「さん」で呼ぶことを原則としている。

相手が他人であっても、年長者であってもお構いなし。例えば私は「木原さん」ではなく、「おじさん」でも「おじいさん」でもなく、「伸夫さん」と呼ばれる。

おかしな呼び方をすると言って批判する人もいたが、私は良いかも知れないと思って、日記などで試験的に真似をし始めた。例えば、「今日、母が退院した」ではなく「今日、Mさんが退院した」と書く。

これがねえ、真似してみると非常に気持ちが良いんです。今まで性別や立場で把握していた身近な人たちが私の頭の中で個人として動き始めたような感じがする。

面白いですよ。

2023-06-28 22:38:48 そんゆかの投稿 songyuka_@mastodon.social
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2023-06-28 22:37:44 そんゆかの投稿 songyuka_@mastodon.social
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2023-06-28 22:26:26 そんゆかの投稿 songyuka_@mastodon.social
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土曜日だというのに、朝から忙しい。たくさん仕事を片付けた。

* 朝飯
* ふとん上げ
* 歯磨き
* 朝のお勤め(天理教)
* 田圃の見回り
* 用水路取水口閉鎖(二箇所)
* 防災無線放送により、大雨に備えるように、集落内に周知
* 日曜日の共同作業について、防災無線放送の予約登録
* 体重計測
* 排便
* 体重計測(ちょっとだけ減った)
* 集落内配布物を下請けの人たちの家に届ける
* Mさん(母)のハガキを投函
* 入浴
* 一服
* マストドン

さて、今日はまた岡山掃除旅行だ。

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(こっそりと)

昨日、辛抱たまらず、万力を買ってしまった。廃材で台座をつくり、ボルトとナットで固定した。うしし。

(病気進行中)

2023-06-30 10:32:20 そんゆかの投稿 songyuka_@mastodon.social
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2023-06-30 10:36:50 そんゆかの投稿 songyuka_@mastodon.social
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宅配便の宛先として農地を指定するという発想がなかった。

2023-06-30 07:46:19 反差別統一戦線東京委員会の投稿 AntiDiscrimina@rockcd.jp
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マイナンバーカードを返納するために取得しようかな。(しません)

2023-06-30 12:25:28 カイセー🐳CQA👼の投稿 Ksyzr@kotobaphil-mtdn.eu
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2023-06-30 05:39:23 わきまえないナニカのぴっち 삧치 ∀🌻の投稿 zpitschi@fedibird.com
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2023-06-30 13:34:54 わきまえないナニカのぴっち 삧치 ∀🌻の投稿 zpitschi@fedibird.com
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@zpitschi
50年前、私が高校生だった頃には、戦争を兵士として経験した人がまだまだ沢山生存していました。

当時私は、実家がバスも通わない山の中の村にあったので、県立高校に通うために、隣の田舎町にある叔父の家に下宿していました。叔父の家は天理教の教会で、毎月決まった日に信者が集まって祭典をするのですが、その信者の中に如何にも田舎の老人という風情の話好きな人がいました。その人がある時茶飲み話の席で、戦争の思い出として、中国で中国人を殺したことを懐かしげに、何ら咎められる気持ちも無いような表情で、いっそのこと自慢話であるかのように語り始めたのです。聞いていてムカムカした私は怒って何か言いました。具体的に何を言ったかは覚えていません。彼は、え、何?何でこの子は急に怒りだしたの?という表情で私を見ました。

あの日以来、誰が何と言おうと、日本軍兵士がアジアの戦地でとんでもない悪逆非道を行ったという事実を疑ったことはありません。

2023-06-30 21:00:31 Shinh Y.の投稿 Shinh_Y@fedibird.com
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