結婚って「お互いに素晴らしいと思えるパートナーと大変な人生を攻略して行く」手法のひとつだと思ってる。なのでした人は頑張れー！お幸せにー！と思うし、しなかった人はそれはそれで「一人で攻略するの強い！」って思うし、できなかった人は「人生攻略がんばろー！」って思う。

してもしなくてもできなくても「人生攻略ゲーム」は続くのです。
ちなみに個人的にはパートナーは異性だろうが同性だろうが異種だろうがいいと思ってます。

前に木庭先生が「古典から教訓を引き出すような読み方をしてはいけない」ということを書かれていたが（https://www.asahi.com/articles/DA3S14142182.html ），もとの文脈とは少し違うけども，これを折りにふれて考えている．

古典とされるものも何らかの地域や時代に束縛されたものであって理解するためにはそうした背景を知る必要があるのに，古典の中に現代の人間にとって糧になる「役に立つ」ものだけを探そうとするならば，そうした背景への興味は失われるし，今の我々に面白いことだけをダイジェストした「超訳」で良いことになり，そこから出てくる「真理」とやらは精々「人間何時の時代も変わらないものだ」の域を出ないものにならざるを得ない．

なのでよく言われる「古典は役に立つのか」というだけでなく，「古典の現代的意義」とかあるいは「古典の『素晴らしさ』」というような一見弁護するように見える論題に乗ってしまうとその時点で実はもう本丸が落とされているようなものなのでは，という気がしてしまうというのがある．