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Android だが Chrome から Vivaldi に乗り換え中
一週間ほどつこてるが今のところ特に問題はないな

2024-01-12 08:08:57 人民だいすけ@反・反共:クローン病患者の投稿 dai7707@fedibird.com
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これほんとそう。ガメさんの言ってた、日本語人は(自己イメージに反して)協力して何かをやるのがとても下手、というのの例の一つだと思う。
分業、がとても下手。わたしたち。


科学者・学者と言われる人たちは、周知のとおり自己管理能力と引き換えに特殊な研究能力を手に入れている。科学者・学者の中には、脳みそに専門知識を詰め込みすぎて(自戒を込めていえば)一般常識の分の空き容量が残っていないという人も多い。

こうした自己管理能力欠如型の人に管理書類を書かせまくるというのは、魚に対して「空を飛べ」と命令しているようなもので、突然変異的な、すなわちトビウオ的な人でもないと大変な非効率である。だが、ほとんどの研究者は残念ながら非トビウオ的である。

こうした非トビウオ的科学者は、論文となると、大学生が一年間七転八倒しながらようやく書き上げる卒業論文くらいのものはコラム感覚で一日あれば書けてしまう人がほとんどだ。しかし同じ人が、大学生がアルバイト先で数十分もあれば書き上げてしまう業務報告の類となると、額に冷や汗をかきつつ脇汗びっしょりで一週間かけても書き終わらない人がほとんどだろう。

もちろん、こうして苦労して出来上がった管理書類も、管理書類作成に向いていない非トビウオ的な人が嫌々作ったものだから、当然ながら間違いだらけの代物となっている。筆者の体験からしても、管理書類が修正依頼なしで一発受理(アクセプト)されることは、論文が一発受理されるよりも珍しい。

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科学行政は科学者に対して「不確実な革新」と「確実な成果」とを同時に求める。すなわち、競争的資金という名の下で、確実・着実かつイノベーティブ・革新的な成果を出せると見込まれる人にしか研究費を提供しない。要するに当たり馬券だけを購入したいというわけだ。これは文字に書き起こせばすぐに分かる矛盾である。

革新的な研究・イノベーションは、誰も手を付けていない不確実なものだからこそ革新的だと評価される。そして、誰もやったことがないものに確実に成果を出せるはずがない。この説明自体が「書くことがなくて文字数を稼いだか?」と思われるほど自明である。

研究者を苦しめる「不合理な現実」…「論文」ではなく「誰にも読まれない管理書類」ばかり増えるワケ(岩尾 俊兵) | 現代新書 | 講談社(3/4) gendai.media/articles/-/121095

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研究者を苦しめる「不合理な現実」…「論文」ではなく「誰にも読まれない管理書類」ばかり増えるワケ(岩尾 俊兵)