目覚め
「お兄ちゃん、まだ書いてるん」
下の妹が熱いお茶を吾に渡しながら聞く。「うん」とだけ吾は答える。「お兄ちゃんの書いてるもの、うちにはよくわからへんけど…」と下の妹は続ける。
そう言って感心したような呆れたような顔をしている。そんな顔をするならなぜ聞いたのだろう、と吾は思う。もらった茶をすするが味がわからぬ。ただ熱い液体が喉を通って冷えた腹に落ちていく。
「あんまり根を詰めすぎひんようにね」とだけ言って、下の妹は立ち上がった。
前にアップした夢小説(笑)を完全にリライトして別作品に仕立てようとしてるし、戦中自己投影私小説とかいう謎小説も書き始めてるし、軽躁は落ち着いて来た気はするけど書くのが楽しすぎる。
ていうか、『硬派でエリート軍人の俺が遊び人ごときに翻弄されるわけがない!』の最終回アップロード普通に忘れてますね。待ってる人はいないだろうけど、18時くらいには…必ずや…(今出先)
今日は最終話(+エピローグ)の更新です。
『硬派でエリート軍人の俺が遊び人ごときに翻弄されるわけがない!』第五話「最後の夜」
https://www.suzu-ya.info/ura/5-1.html
表紙(第一話〜第四話はこちらから!): https://www.suzu-ya.info/ura/
今回はついに最終話。我らが佐々木と田中はどうなっちゃうのでしょうか。読んでね!
戦前戦中ものを創作する時にキャラクター設定として、「書くものは手紙派か日記派か、それとも何も言葉を持たないか」っていうのを絶対考える。現代物じゃないファンタジーでも使えると思う。便利ですよ。
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『硬派でエリート軍人の俺』で、学のない母親からの手紙を出してみたけど、もっと拙くてもよかったのか…?という気持ちはある。塩梅が難しい。
自作の参考にしたいなら太宰の小説以外を読め、と言われたので読んでいるが、この人めんどくさすぎねーか。めんどくさい、めんどくさい、ひたすらめんどくさい。
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