icon

唐突かつ無性にピーナツバタークッキーが食べたくなってしまって。まるめてフォークでつぶしただけ、みたいなシンプルなざくざくのやつ。

でも探すと意外に売ってないんですよね。仕方なくネットを検索して出てきたそれっぽいレシピで焼いてみた。そして、それなりにおいしく食べられるものはできた。ただ、自分の思っていたものとは、違う。

おそらく私の記憶にあったのって前世紀アメリカで一般的だったやつだから、もっとがっつりジャンクな甘さだったのだと思う。でも日本語で検索して見つけた日本人向けのレシピだと、もうちょっと上品なお味になるように考案されていて、たぶん客観的には、こっちのほうがおいしい。

で、その後しばらくして「私がイメージしてたのって、要するにベティ・クロッカー(米国の製粉会社のキャラクター。私が子供の頃、亡母が『Betty Crocker's Cook Book』みたいなのを愛読していた)的なものなのでは?」と思いついて、ベティさんの公式サイトで探してみた。

Peanut Butter Cookies
bettycrocker.com/recipes/peanu

22:32:39
icon

ああああ。All purpose flour! そうだ私が子供の頃って、たしかに強力粉とか薄力粉とかあまり使い分けされてなくて、だいたい "all purpose flour"(中力粉)で作られていた気がする! これ見るまで忘れてた!

あとショートニング! うちにも真っ白なショートニングが入った円筒形の缶があった。でも実際これってどうなん。私、自分が料理をするようになってから、1回も使ったことないんですよ。バターより身体に悪そうって印象あって(読んでるなかに愛用者がいらっしゃったらすみません)。でもこのほうが軽めに仕上がるはずではあるよねえ。あ、でも中力粉を使う時点で、薄力粉よりは重くなりそうなので相殺される?

うーん、ショートニングかー!(しぼむやる気)

そして、baking soda と baking powder が両方入ってますけど、本当に必要? そもそもざくざくクッキーに膨張剤は必要?(さらにしぼむやる気)

ていうかこのレシピ、粉とかが重さ表記ではなくカップで計量されているけど、たしかアメリカの1カップって、日本の1カップと大きさ違うよね!?(どんどんしぼむやる気)

icon

〔承前〕

あー、でもこのへんの「アメリカンクッキー」レシピでも、重曹(ベーキングソーダ)とベーキングパウダー、両方入っているねえ。そういうものなのか。

「ざっくりオートミールのアメリカンクッキー」
kyoritsu-foods.co.jp/recipe/22

焼き色をよくするために重曹、効率よく膨張させるためにパウダー、と併用することにメリットもある。なるほど……。
kyoritsu-foods.co.jp/feature/t

 
なにもかもめんどくさくなってきたので、やっぱりもう次回(って、あるのか?)も最初の超シンプルなレシピでいいや……。
macaro-ni.jp/133624

かなりの高確率で、いまの私の味覚だと、日本人向けレシピのほうがおいしく感じるんじゃないかと思うんですよ。酸っぱいブドウ的な思考かもだけど(そして作ったやつちょっと焦げ気味)。

Web site image
ざっくりオートミールのアメリカンクッキー
Web site image
重曹(タンサン)とベーキングパウダー お菓子のお話
Web site image
ザクザク香ばしい!ピーナッツバタークッキー - macaroni
皿の上の十枚ほどのクッキーの写真
Attach image