真面目に(しかし雑に)漱石を読み始めて、だんだん理解できて来た。
このオッサンの小説、マンガで言えば『ゴールデンラッキー』みたいな位置の作品なんだ。
面白いか面白くないかの境界線上の作品。
「これが面白いか面白くないか、みんなで考えてみようぜ」
と問いかけるような作品。
芸術の目標がユーザを面白がらせるという所にない。なるほどね。
(『坊ちゃん』の結末に、なんじゃそりゃ、と思ったやつ→俺氏)
日本文学の代表格みたいに教わるから王道のように誤解してたけど、実はオルタナ系であり破壊神だという目線で見れば、なるほど高評価もうなづけるな。