今回のおちょやんも前回のエールも「戦時下で暗くなってる世間の人たちを元気づけたい」という善意で戦時の人々に寄り添った芸術を提供し続けるんだけど、それそのものが戦争に加担してしまってるってのを容赦なく描いてて、エンタメのありようや責任を問う作品になってるのとても良い
「フィクションと現実は別」はそろそろ通用しなくなってて、現実と虚構は地続きどころか双方が侵食し合う関係にあることを認めて発信側も責任持とうねってメッセージをビシビシ感じる
ド素人の私でも容易に発信側に回れてしまう時代だからねえ 無知なのはどうしようもないから、せめて発信前にできる限り勉強して、批判を受けたら何がいけないのかを検討して改善していくしかない 身近にブレーンがいない以上、きちんと指摘してくれる外部が本当に大事になってくるな
理不尽な暴力がエンタメ内で許されてるのは、世間一般が暴力よくないって倫理観でまとまってるおかげだと思うとありがたいわね 明らかに善悪の判別のつくものは問題にならない