以前も聴いて楽しかったニューオリンズスタイルのブラスバンド。
最初の曲で会場の後ろから登場とか、演奏の中で客席まで来てくれるとか、最後「聖者の行進」で「みんなで立って踊りませんか?」と呼びかけてくれたりとか、楽しませて、楽しむスタイルはハッピーでした。
237〈BBBBのフォル・ジャズ!〉
BLACK BOTTOM BRASS BAND
ラ・フォル・ジュルネ2024 #lfj #lfj2024
ホールEでノルカルTOKYOによる「ノルウェー民族音楽の調べ」。ノルウェーの楽器、音楽、歌、ダンス。
「北欧」や「ケルト」というくくりで認識してしまいがちだけれど、国には特有の豊かな文化があるってことを再認識できた。
ステージで起こるあらゆる出来事をポジティブにしていくのが、エンターテインメントとしての力だと思う(演者の方のバイオリンが壊れてしまい、客席に呼びかけて前の公演の出演者の方の楽器を借りたのは、この音楽祭ならではの出来事だった)。
https://www.norkul.com/
日本をテーマにしたプログラム。
外山雄三や伊福部昭と聴き比べると、ホルストの日本組曲はやはり外国から見た日本なのだということが分かって興味深い。
こどもたちが、曲のノリにあわせてぴょんぴょん跳ねているのを見ると、日本の音楽(のリズム)に反応する本能ってあるのかもと思った。
311〈キッズのためのオーケストラ・コンサート 踊れや日本の心、オーケストラと共に!〉
群馬交響楽団、横山 奏(指揮)、塚本江里子(司会)
伊福部昭:交響ファンタジー「ゴジラ vs キングギド
ラ」から Ⅶ ゴジラ
外山雄三:管弦楽のためのラプソディ
ホルスト:日本組曲
文部省唱歌(青島広志編):こいのぼり
普久原恒勇作曲・吉川安一作詞(中村透・潮平大作編):芭蕉布
伊福部昭:シンフォニア・タプカーラから 第3楽章
前半は、バッハ、ヘンデル、スカルラッティの生年が同じことから、同時代の曲を。
ベートーヴェンのピアノソナタの前に、この曲についてケフェレックさんがお話してくれた。
(以下私がメモした内容)
ベートーヴェンそのものといえるソナタ。ピアノソナタの中で、唯一、誰かに捧げたものではない。書き終えたのは1821年のクリスマス。人類、すべての命への贈り物のような曲。ベートーヴェンは兄弟に「みんなに幸せになって欲しい、だから幸せになって」という手紙を書いていた。
その話を聴いてから曲を聴くと、美しさとともに、より寄り添ってくれるような思いを感じました。
322〈Vive 1685! バロック名曲+ベートーヴェン 晩年のソナタによる祈りの時〉
アンヌ・ケフェレック(p)
J.S.バッハ/ブゾーニ:コラール前奏曲「来たれ異教徒の救い主よ」 BWV659a、ヘンデル/ケンプ:メヌエットト短調 HWV434、
J.S.バッハ/ヘス:コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
BWV147、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調op.110 ほか
地中海(トルコ、中近東、ヨーロッパ)の各国の伝統的な楽器と楽曲を演奏するアンサンブルと、日本の雅楽の奏者の共演。
ヨーロッパ、アジア、アフリカの曲、日本の民謡が、各国の楽器で一緒に奏でられる。民族音楽世界選抜のような組み合わせ。そこに違和感がないのがすごい。それぞれの国が、同じような楽器を生んだというのは、不思議。笛があり、琴があり、弦楽器があり。
324〈“Shiruku”~シルクロードにまつわる 魅惑の音楽絵巻~〉
小濱明人(尺八)、
山本亜美(二十五絃筝)、
小山 豊(津軽三味線)、
カンティクム・ノーヴム(地中海沿岸の伝統楽器アンサンブル)、
エマニュエル・バルドン(歌・音楽監督)
ラ・フォル・ジュルネ2024 #lfj2024 #lfj
いやあ、終わってしまった。今年もあっという間でした。思ったのは、自分が好きな音楽をもっと追求して聴いていこうということ。自分の中に、気持ちが湧き上がる音楽というのがあるので、そういうものを聴くことを大切にしたい。
音楽だけじゃなくて、自分の心が奮える様々な文化があって、そういうものに触れる時間を大切にしたい。
https://www.lfj.jp/lfj_2024/