・美咲ママをつい「おかあさん…」と呼ぶ
・「美咲の分のケーキまで食べてた子」という覚えられ方を不当に感じる
・美咲と美咲ママを「冷たい親子…」と思っている
・自分のことも冷たい人間だと思っている
・夫と”共犯”
・「妹がほしい」という発言に暗い反応を示す
・美咲の写真が入っている写真立てを身を挺して守って骨折も厭わず喜ぶ
・恭平が出ていきそうなことを美咲ママに教えられ、なんらかの行動を起こすよう告げられる（つまり美咲ママもある程度瞳の内情を知っている？）
・犬を見て「みんなこれくらいわかりやすかったらいいのに」と思う
・中学か高校のときに肉親が亡くなっており、その葬儀で笑みを浮かべている

子供の頃極貧で家に食べるものもろくになかった様子を考えると、それで親を恨んでいたか、あるいはネグレクト等を受けていた可能性もある
”才能”に固執する美咲ママが美咲を見限り、新たに養子として目をつけていたのが瞳、瞳は父親を殺すか間接的に死なせることで養子に引き取られるよう目論んだが、しかし引き取られず…みたいな
「あなたを産んだ覚えはないけど」という発言にギリ…ってならなかったし美咲ママの実子ではなさそうかな？

恭平くんは自分から消えてくれる→瞳が恭平を遠ざけようとしていて、美咲ママはそれを知っている
美咲が１人きり、あるいは紬と二人きりになったタイミングで瞳はなにかをしようとしていて、そしてそのなにかをマッマも知っている
「私ってほんとに…」という発言とその後の「ママ冷たいの」が掛かっているとなると、瞳のしようとしていることは”冷たいこと”で、おそらく肉親が死んで笑っている回想にも掛かってるとなると、それによって起こる誰かの死をなんとも思ってない自分への自嘲？

恭平がいなくなって美咲の状況が変化するとやりやすくなるのはやはり”殺し”とかになってくるよな……
たとえば結愛が美咲の実子だったとしたら、美咲を殺すことは結愛にとってかなり”冷たい”選択だろうし、抱きしめながら自嘲するのも頷けるか？
今まで美咲を揺さぶっていたのは故意に不安定にして恭平を出ていかせるためだったりするのか

美咲ママの「紬に賭けてる」はどういうことだ？才能があるから？美咲ママは一体紬に賭けて何のリターンが得られると思ってるんだろう
そもそも紬に何か光るものがあるという情報をどこから得たのか　瞳は別に美咲ママと連絡を取っている様子ではなかったから、美咲のフォトスタとかから見たのか？
美咲ママは紬の才能を開花させることになにか意味を見出してる、それはそれとして美咲が瞳によってなにかされそうなことには特に感慨を抱いていないというか、むしろ発破をかけている
紬を手元に置くために美咲を紬と生活できないようにしてほしくて、瞳にそれを促している？

瞳も美咲が自分に優越感込みで接していたことは気づいていそうだし、貧しかったことによる劣等感もかなりありそうなんだけど、でも美咲を完全に恨んでいてマイナス感情しか持っていないかと言われるとそうでもなさそうなんだよな…複雑感情……

今読んだけど銀の盾を見せびらかしたときの構図って１話目冒頭の構図とまったく同じなのか　これはさすがに復讐心というか意趣返しなんだろうなと思う
でもクッキーを割られた（クリスマスプレゼントを蔑ろにされた）ことには素直にダメージを受けているように見えるし、その後の「大丈夫…」も明らかに復讐成功してやったぜの顔ではないんだよな
大丈夫…の瞳が壊れているようにも見えるあたり、やっぱり美咲に嫌われることへのダメージ自体はあるっぽいか？

紬の妹か弟を望んでいるのも対称的だな
「美咲ちゃんとのお揃いがほしい」→ピアノ/スイミングスクール/英語の英才教育…
アリスの劇台詞も示唆的なんだな　美咲の回想と重ねていると同時に、「諦めないわ！振り向いてくれるまで追いかける！」の台詞が瞳の心情だったりもするのかも
少なくとも序盤時点では一樹は瞳が意図を持って美咲に近づいていそうなことを知らない？”共犯”はそれ以外の話なのかな
瞳に母と兄がいるのは示唆されてたのか　やっぱり一樹と兄妹説あるか…？
高校で綺麗になったことを「美咲ちゃんのおかげかも」と言っている…この制服は葬儀のときと一緒っぽいな
「なんでも器用にできる美咲ちゃんに特別扱いされるのってすごいことだったの」
「何も知らないくせに」「こっちの台詞だよ…」→どんな気持ちで美咲を追いかけていたか美咲は知らない　つまり表に出してるような羨望？とか仲良くしたいみたいなのと別の感情があった？

愛おしそうに「なんにもわかってない」と話すところは穏やかなんだよな
恭平がそうであるように、情や愛があることが絆を結ぶ必要条件ってわけではなく、美咲の行動もまた真摯な愛とかではなかったけど、瞳にとっては大きなものであるということもありそうなんだよな～