icon

おっさんとして腕時計を巻くからには古いセイコーを外すわけにはってことで、同社が1971年にクォーツ式腕時計の大量生産を(数え方によるけど世界初か二番目くらいのはず)開始した記念すべきその機械、通称38クォーツを1万円で買ってきたら針の進みがあやふやだったため修理代に2万かかったやつです

Attach image
icon

とりあえずクォーツを中心とする電動腕時計の曙を俺の腕時計ロマンの中心に置くことにしました。音叉時計もほしい(※電磁石で音叉を鳴らして振動をラチェットで拾って針を動かすロマンのかたまり。1960年代の産物で、ブローバ社のSpaceviewってモデルがレトロフューチュアルで格好が大変宜しい)

icon

昼休みに会社抜けて坂本龍一の企画展を見に行こうと都立現代美術館にきたらえらいこと混んでたので今日のところはあきらめて別の企画展と常設展をみることにしました。一月にも見たし機会は三月まであるからいいっちゃいいんだけど、一月にきたときはそんな混んでなかったのになんで急に?

icon

唯一、こちらの坂本龍一+真鍋大渡(ライゾマティクスのひと)のインスタレーションは企画展の行列に並ばなくても、なんなら一切の木戸銭を払うことなく観れます。場所がミュージアムショップ裏でわかりづらいからかコンセプト上あまりにもサウンドがノイズ寄りだからか、窓口の行列の割に客が少ない

Attach image
icon

早期から業務用据置クォーツだの電波時計だの作ってたにも拘わらず、いざクォーツ腕時計が実用化されたら尻まくって逃げたパテックフィリップの権威が失墜せず、正面から戦って負けたジラールペルゴとか勝つまで卓に居続けたオメガ&ロンジンの現スウォッチ組より今でも偉い扱いになってるのは解せない

icon

ピーナッツ音楽クラブ(於 渋谷wwwx)

Attach image
icon

PEANUTS KUN TWIN TURBO

Attach image
icon

わしらは所詮、かちゃかちゃ動く玩具を眺める幼児的な快とそれを糊塗するトキシックマスキュリニティそのものの社交階級的欲望の両方を資本システムにトリガーされてだらしなく駆動するみっともない機械なのだ、と否応なく自覚させられるのは、たぶん腕時計趣味の美点なんだろうなと思いました

icon

(問題は自覚の後でどのように振る舞うかなのだとしても)

icon

Accutron Spaceview 2020、静電誘導発電なのはいいとしてその電気で動かすのがなんで音叉じゃなくてクォーツなんだ? 音叉は精度が低いってんならシチズンらしく電波掴んで補正しちゃえばいいのに

icon

2025年2月、いかれたトップの下でカリフォルニアのテックオリガルヒだかハイプログラマーだかが好き勝手している気の触れたニュースを聞きながら進める『PARANOIA』翻訳関連の作業には一種独特な趣があります

icon

ビエネッタ廃盤まじすか

icon

ビエネッタ終売、森永の声明ではライセンス切れが理由みたいだけど、それならナビスコと縁の切れたヤマザキのルヴァンみたいに振る舞ってくれてもいいのよ

www.morinagamilk.co.jp/release/newsentry-4500.html

icon

数百円で機械まるごと買えるシチズンのミヨタ2035が44年間おなじ設計でトータル50億個とか生産してるのを横目になされる「機械(天府&ゼンマイ)式腕時計はクォーツ式と違って部品を補修していけば永遠に使い続けられる」って主張、やはりあまりにも無理がある

icon

ユニリーバといえばベン&ジェリーも日本から撤退させてたよな…と思ったらアイスクリーム事業をまるごと2025年末までに売却する計画だってニュースが去年でてたみたい

icon

針は動くけど要オーバーホール、とeBayに説明書きのあった中古をUSD300で購入し、届いてみたら確かに針が進んだり止まったりするので予定通り修理屋に出したところ78000円のお見積書がやってきたので「覚悟はしていたがこれが時計ソサエティか…」の顔になっています

icon

マイヤーの初代Civはスキルツリーを除けばトレシャムの先行する同名作とさほど似てるゲームじゃないが、Civ7の時代システムは他が全く似てないにしてもHistory of the Worldへの言及が無かったら不誠実の誹りを免れ得ないんじゃないか

icon

機械式(天府&ゼンマイ式)腕時計のおもちゃとしての楽しさというのは確かにある程度わかるようになりはしたものの、とはいえ新品でもセイコー5の逆輸入品が12000円くらいで売ってるし、中古ならスウォッチの自動巻きが5000円前後からあって、それで何の問題もなく玩具欲を満たすことができる

icon

スヌーズ機能定着以降の目覚まし時計の標準的インターフェースである、アラームを本当に止めるには本体脇の小さなスライドスイッチをいじらないといけないというあれ、いまだに全く納得していない

icon

SEIKO 48 Superior (1976)。ヤフオクで3万弱。月に1秒しかずれないらしい。ある偏屈な作家が、Late60sからLate70sの10年間とは恋のメキシカン・ロック (1967) がSolid State Survivor (1979) に至る程の断絶なのだ、と言っていたが、クォーツ革命もソリッドステート(=トランジスタ)の革命なんだった

Attach image
icon

クォーツショックはセイコーショックと言われることも多いけれども、たぶんどっちかというとテキサスインスツルメンツによるICのインパクトのほうが大きく、その意味では最大の勝者は服部時計店よりもカシオ計算機だということになる

icon

森美術館「マシン・ラブ」展。正直いまいち…というか、それは単にわしらの日常のキャプションでしかないのよ、って作品が多すぎない? 写真は中ではまあ有りかな…と思ったもの三点。藤倉「インパクトトラッカー」は、面白いっ所まで行けてるかどうかはともかく意図を真っ当に感じることはできる

Attach image
Attach image
Attach image
Attach image
icon

どっちかというと企画展と無関係なMAM(森アートミュージアム)コレクションのが良かった。東京60年代アングラを紹介する展示については、出来とは別に「おまえ森ビルどの面下げて…」とも思いましたですけど

Attach image
Attach image
icon

それはそうと展示物にはインディビデオゲームが四点ほど含まれていて、その中のひとつ「Plug & Play」が、いやキュレーションの真摯な意図はわかるのですよ、わかるんだけどどうしても御伽原江良の印象が強すぎて…

icon

津田大介のあいちトリエンナーレ2019は良くできてたんだなあと懐かしく思ってしまった

icon

六本木ヒルズには西麻布豚組の支店である豚組食堂というとんかつ屋があって、本店にくらべると洒落臭さが8割減くらいになってるのでお勧めです。本店とちがってプチトマトの酢漬けは別料金なので注文をわすれないようにしましょう

icon

藤倉麻子の作品名はインパクトではなく「インタクト・トラッカー」でした。お詫びして訂正します

icon

東急は例の銀座の閑古鳥ビル雑に売っぱらわないで文化村ミュージアムの新館にしたりとかしとけばそれなりの敬意は得られたんじゃないかしら

icon

「口先だけで手を動かさない評論家」の重要性を噛み締める今日この頃。お前だったのか、あのテストステロンの怪物が実務を崖に向かって動かそうとするのをせき止めていてくれたのは

icon

民業圧迫かつ赤字であっても郵便貯金は国の手元に残っているべきだったのかもしれないなーという反省めいた気持ちがある

icon

Googleのショッピングタブの無法ぶり流石になんとかならんのだろうか。あれ放置して何も疑問を持たないならヒット件数だけ無闇に多かった昔のinfoseek以下だろ

icon

予算を超過しても欲しかった音叉時計、といっても十万もしませんけど、Bulova社のアキュトロン214スペースビュー。1960年代前半の発売(この個体は1972年製造)。耳を近づけるとみんみん鳴ってるのが聞こえて楽しい。なお秒針は本来は橙色かなんかだったはず。前の所持者が赤く塗ったって言ってました

Attach image
icon

カシオ計算機のアイコニックなF-91W…の後継機F-105W。バックライトの性能が上がった代わりに厚みが増してるので用途に応じてお好きな方をどうぞ(若干小型になったF-84Wというのもあります)。軽量な樹脂製、十分な防水性と壊れても惜しくない価格で風呂サウナに最適。という訳でこれから銭湯です

Attach image
icon

ところでチープカシオはインタネットの情報だけだと発売年が全然わからなくて、さすがにF-91Wは公式サイトの年表で1989年と出てるけど、F-84WとF-105Wは公式には型番の末尾を微修正した年しか載ってなくて役に立たない。F-84Wはたぶん1986年、F-105Wは不明(2007年か? 2014年には既に記事が色々ある)

icon

実はF-84WのほうがF-91Wより歴史が古いみたい。数年前までF-84WはF-91Wよりも(実売はともかく)定価が高かった、というのはきっとこれが理由で、デジタルウォッチの低価格化の過程が刻まれてたんじゃないか。F-105Wは見た目は似ててもバックライトが有機ELである以上は技術的に言えば世代が全然違う。

icon

エレクションXを久しぶりに遊んだんですけど、システムの骨格は優れているものの先手番有利の補正方法が悪い意味で野蛮、英国の選挙と似ても似つかない、と修正したい点が色々あり、一方で半世紀前の作品で作者も権利者も出版社も行方不明なんで、同人でしれっとJp参院選マップとか作るのも有りかも

icon

エレクションXの直したい点といえば他にも、不確定性導入のための特殊タイルは0票じゃなくて2票(いや四十万票か)であるべきよね。なんなら1枚くらい3票(六十万票)のタイルがあったっていい