写真がどれもいいな アンドロイド観音にAIジーザス テクノロジーが宗教にもたらす変革
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/122700721/
写真がどれもいいな アンドロイド観音にAIジーザス テクノロジーが宗教にもたらす変革
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/122700721/
なかなかおもしろかった。
アイダーダウン(ケワタガモの羽毛)・アナツバメの巣(燕巣)・シベットコーヒー(ジャコウネコの糞から取り出すコーヒー豆)・シーシルク(タイラギ貝の足糸)・ビクーニャの毛・タグア(象牙ヤシ)・グアノ(鳥糞石)という7つの品なのだが、ほとんどはじめて聞いたものだった。たまたま最近やったゲームでシベットコーヒーを知った程度。
著者はロンドンの金融機関で企業や市場のレポートを書いていたが、ただ単語をならべかえているだけな気がしてきて仕事を辞め、売り買いされる動植物と人間の共生は可能なのかという観点でこれらを見てまわったらしい。
その「共生」にどれも最初は期待するのだが、たいてい採りすぎて絶滅の危機、偽装、かといってまったく採ら/売らなくなると保護もされなくなりよけいに絶滅の危機、そうこうしているうちに化学物質にとって替わられ、天然素材に回帰したところで手間に見合うほどの代金を払ってもらえるわけでもない…という流れで、そんなもんだよな…となる。
シーシルクの話はさらに広がって、シーシルクの編み方は一子相伝なので他の人には言えないという秘密で稼いでいるおばちゃんが出てくるのだが、出典も辻褄もあきらかにおかしいという。
次の章でその顛末も判明するが、結局かなりの部分がおばちゃんの創作だった模様。ただ、町おこし的にやっていると本人だけでなくまわりにも影響が大きいし、嘘を指摘するのがいいのかわからない感じはリアルだなあと思った。
どの章を読んでも人間は愚か…となるので、天然素材の本というより人間の本のような気もしてくる。
ただまあそういう歴史があってこそ今があるわけだし、地球の森林も40年前よりは回復しているらしいし、SDGsもなんやかんや言わないよりは言ったほうが数十年後には変わってくるんだろうなとは思う。
ちなみに燕巣の成分はタンパク質・炭水化物・水分・灰分らしい。ふつうだ…!
#読書
このアカウントは、notestockで公開設定になっていません。
このアカウントは、notestockで公開設定になっていません。
Fields of Mistriaのひらがなパッチで強制終了見つけたので作者の方におメールした。でも自分でtsv直せば進めるのでありがたい