UDデジタル教科書体は2017年にWindowsに採用されているので、これは割と無償配布されている状態に近いかも(無償ではないが…)
UDデジタル教科書体は2017年にWindowsに採用されているので、これは割と無償配布されている状態に近いかも(無償ではないが…)
ちなみに自分がUDフォントを初めて意識したのはこ2019年のこの新聞記事で「国費で買い上げて無償配布するべきでは」とか言ってるw (この話も本に載ってます)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14131593.html?ptoken=01HT9VGGS543EKTKGK5ZG26CFZ
「奈良県生駒市教委とモリサワが今年2月、小学5年生116人を対象に「晴れた空は青い」といった短文を読ませ、正誤を考える問題をUDフォントと一般的な教科書体で解いてもらったところ、平均正答数はUDフォントが36問中29・5問で、教科書体の24・0問を上回った。制限時間の1分間で全問を解けた児童も、教科書体は4人だけだったが、UDフォントは30人いた。」
UDデジタル教科書体の開発物語。
著者のフォント開発との出会い、フォント開発の歴史、ユニバーサルデザインの検証、会社買収によるピンチ! デジタル教科書で時代が追い付いてきて一発逆転に至り、ディスクレシアに対する効果検証……と盛りだくさんで大変面白い。
UDフォントは他社も手掛けていたが、研究によるエビデンスまで目指した所に特徴があったらしい。フォント開発とはかくも手間のかかるものかと感心。
仕事に明け暮れる青年期、会社に翻弄される壮年期、社会貢献を目指す老年期と会社員人生の一代記のようでもある。
https://bookmeter.com/reviews/119868769