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『逆転世界 (創元SF文庫) (創元SF文庫 フ 5-3)』クリストファー プリースト
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『逆転世界 (創元SF文庫) (創元SF文庫 フ 5-3)』クリストファー プリースト
図書館より。
めちゃくちゃ良かった。以下重大なネタバレあり。

解説にもあるように、「認識の変革」SF。この手のSFはフィリップ・K・ディックでよく読んでいて、とても好み。この「逆転世界」は構成が非常によくできている。物語は5部構成で、1〜3部でじっくりと時間をかけて主人公と"都市"を取り巻く世界観を読者の"常識"を作り込みつつ、少しずつ謎に迫っていく。その後、4部で突然視点が変わり、衝撃の事実が明かされる。
核となる仕掛けは、"とんでもない異世界だと思ってたら故郷でした"という"猿の惑星"と同じものだけど、"異世界"側の視点でじっくりと読者にその世界のルールを刷り込んだ後にひっくり返すのが、非常に心地よかった。仕掛けそのものよりも、持って行き方がとても上手い。
これは他の作品も読まねば。

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逆転世界 (創元SF文庫) Weaponさんの感想 - 読書メーター
13:42:46 @weaponll@fedibird.com
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久しぶりにこの系統の良作なSFを読んだ、という感じ。

15:29:18 @weaponll@fedibird.com
逆転世界 ネタバレあり
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正直最初は、よくある(?)特殊環境世界の生活的なSFかなと思ってた。ちょっと退屈だなと。

途中から、数学的な説明で現実世界とつながりができて、さらに第4部でリズ目線から、もっと直接的な地続きであることが明らかになったときには鳥肌が立った。

最終的なメカニズムの説明は若干無理がある感もあるけど、そこは些末な問題で、オマケ的なエピローグだと思ってる。