さてRNして書いた気になったぞ!
外じゃあ全然そんなことはないけれど、事務所でふたりきりの時、ドラルクに触られると、ぞわぞわして、ふわふわする。
まるで風邪みたいだ。
でも風邪じゃないのは俺だって、ドラルクだって知っていて、だからそうなった俺をドラルクはいっつも予備室のマットレスの上とか、よくわからない布を敷いた棺桶の中でめちゃくちゃにする。
それが全然嫌じゃないのがなんだかとても怖くて、俺はいつも、どうしようって考えている。
なあ、いいのかな、ドラルク。俺はこれでいいのかなあ。
だんだん最近、怖くなくなってきていて、なんだかろう、そのかわりに。
しあわせだって思うんだ、これで、いいのかなあ?
どらこう、噛んで。
なにがどうにも間違ったんだか、定期的に雪崩れ込むようになったベッドの上で、そんな台詞が唇から零れ落ちてきた。
ソファベッドも棺桶も微妙に手狭だからとあれよあれよと予備室に置かれて幅を利かせているベッドの上で、奴の背中に軽く爪を立てながら、あ、このまま力入れ照ったらこいつ灰になるなあ、それは嫌だな、とかやっぱり狂ったことを思っただけだったのに、なんで。
所謂正常位、といっても柔軟性のない雑魚だから上半身を曲げられずに起こしたまんまのやつの背中に力が入るのがわかる。
でも俺の顔といえばぐちゃぐちゃで、どういう顔をしているのか分からない。
そりゃあずいぶん長く同居して、そこそこ分かり合ってるつもりではあるんだけれども、ことこういうことに関してこの吸血鬼の情緒はよくわからないことばっかりだし、説明だってしてくれない。
「…君ねえ。あー」
ちくしょう。
なので落ちてきた言葉がなんでそんな変な響きなのかもわからないし、
「覚悟しなよ――今夜はちょっと、長くなるから」
「あ、なんで」
なんででかくすんの、っていうのにも答えが返らないまんま、俺は翻弄されるしかないのだ。
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【 #GIGAZINE #RSSfeed 】
偽札使用を疑われて警察に取調べを受けたレユニオン島現地調査レポート【インターリンク ドメイン島巡り 第39回「.re」】
https://gigazine.net/news/20231116-interlink-islanddomains-re/
個人鯖立てたまま死んだ場合鯖のドメイン名やレンタル鯖代が尽きて消えますわね そして他鯖に配信されたノートは相手鯖が存在する限りはそちらに残る
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『山月記』 中島敦
隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は博学才穎(さいえい)、天宝の末年、若くして名を虎榜(こぼう)に連ね、ついで江南尉(こうなんい)に補せられたが、性、狷介(けんかい)、自(みずか)ら恃(たの)むところ頗(すこぶ)る厚く、賤吏(せんり)に甘んずるを潔(いさぎよ)しとしなかった。
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『文字禍』 中島敦
文字の霊(れい)などというものが、一体、あるものか、どうか。
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韓国とか中国の人の絵、彼らも日本人のそれをそう思ってるのかもしれませんが、なんとなく共通した雰囲気というか、特徴あるんですよね。不思議な話だ。
桜の樹の下には屍体したいが埋まっている!
これは信じていいことなんだよ。何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。
どうして俺が毎晩家へ帰って来る道で、俺の部屋の数ある道具のうちの、選よりに選ってちっぽけな薄っぺらいもの、安全剃刀の刃なんぞが、千里眼のように思い浮かんで来るのか――おまえはそれがわからないと言ったが――そして俺にもやはりそれがわからないのだが――それもこれもやっぱり同じようなことにちがいない。
いったいどんな樹の花でも、いわゆる真っ盛りという状態に達すると、あたりの空気のなかへ一種神秘な雰囲気を撒き散らすものだ。それは、よく廻った独楽こまが完全な静止に澄むように、また、音楽の上手な演奏がきまってなにかの幻覚を伴うように、灼熱しゃくねつした生殖の幻覚させる後光のようなものだ。それは人の心を撲うたずにはおかない、不思議な、生き生きとした、美しさだ。
しかし、昨日、一昨日、俺の心をひどく陰気にしたものもそれなのだ。俺にはその美しさがなにか信じられないもののような気がした。俺は反対に不安になり、憂鬱ゆううつになり、空虚な気持になった。しかし、俺はいまやっとわかった。
おまえ、この爛漫らんまんと咲き乱れている桜の樹の下へ、一つ一つ屍体が埋まっていると想像してみるがいい。何が俺をそんなに不安にしていたかがおまえには納得がいくだろう。
馬のような屍体、犬猫のような屍体、そして人間のような屍体、屍体はみな腐爛ふらんして蛆うじが湧き、堪たまらなく臭い。それでいて水晶のような液をたらたらとたらしている。桜の根は貪婪どんらんな蛸たこのように、それを抱きかかえ、いそぎんちゃくの食糸のような毛根を聚あつめて、その液体を吸っている。
何があんな花弁を作り、何があんな蕊しべを作っているのか、俺は毛根の吸いあげる水晶のような液が、静かな行列を作って、維管束のなかを夢のようにあがってゆくのが見えるようだ。
――おまえは何をそう苦しそうな顔をしているのだ。美しい透視術じゃないか。俺はいまようやく瞳ひとみを据えて桜の花が見られるようになったのだ。昨日、一昨日、俺を不安がらせた神秘から自由になったのだ。
二三日前、俺は、ここの溪たにへ下りて、石の上を伝い歩きしていた。水のしぶきのなかからは、あちらからもこちらからも、薄羽かげろうがアフロディットのように生まれて来て、溪の空をめがけて舞い上がってゆくのが見えた。おまえも知っているとおり、彼らはそこで美しい結婚をするのだ。しばらく歩いていると、俺は変なものに出喰でくわした。それは溪の水が乾いた磧かわらへ、小さい水溜を残している、その水のなかだった。思いがけない石油を流したような光彩が、一面に浮いているのだ。おまえはそれを何だったと思う。それは何万匹とも数の知れない、薄羽かげろうの屍体だったのだ。隙間なく水の面を被っている、彼らのかさなりあった翅はねが、光にちぢれて油のような光彩を流しているのだ。そこが、産卵を終わった彼らの墓場だったのだ。
俺はそれを見たとき、胸が衝つかれるような気がした。墓場を発あばいて屍体を嗜このむ変質者のような残忍なよろこびを俺は味わった。
この溪間ではなにも俺をよろこばすものはない。鶯うぐいすや四十雀しじゅうからも、白い日光をさ青に煙らせている木の若芽も、ただそれだけでは、もうろうとした心象に過ぎない。俺には惨劇が必要なんだ。その平衡があって、はじめて俺の心象は明確になって来る。俺の心は悪鬼のように憂鬱に渇いている。俺の心に憂鬱が完成するときにばかり、俺の心は和なごんでくる。
――おまえは腋わきの下を拭ふいているね。冷汗が出るのか。それは俺も同じことだ。何もそれを不愉快がることはない。べたべたとまるで精液のようだと思ってごらん。それで俺達の憂鬱は完成するのだ。
ああ、桜の樹の下には屍体が埋まっている!
いったいどこから浮かんで来た空想かさっぱり見当のつかない屍体が、いまはまるで桜の樹と一つになって、どんなに頭を振っても離れてゆこうとはしない。
今こそ俺は、あの桜の樹の下で酒宴をひらいている村人たちと同じ権利で、花見の酒が呑のめそうな気がする。
狐憑 中島敦
ネウリ部落のシャクに憑きものがしたという評判である。色々なものがこの男にのり移るのだそうだ。鷹だの狼だの獺だのの霊が哀れなシャクにのり移って、不思議な言葉を吐かせるということである。
後に希臘(ギリシャ)人がスキュテイア人と呼んだ未開の人種の中でも、この種族は特に一風変っている。彼等は湖上に家を建てて住む。野獣の襲撃を避けるためである。数千本の丸太を湖の浅い部分に打込んで、その上に板を渡し、そこに彼等の家々は立っている。
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『桜の森の満開の下』 坂口安吾
桜の花が咲くと人々は酒をぶらさげたり団子(だんご)をたべて花の下を歩いて絶景だの春ランマンだのと浮かれて陽気になりますが、これは嘘です。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42618_21410.html
父がなくなったときは、長兄は大学を出たばかりの二十五歳、次兄は二十三歳、三男は二十歳、私が十四歳でありました。兄たちは、みんな優しく、そうして大人びていましたので、私は、父に死なれても、少しも心細く感じませんでした。
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セトナ皇子(仮題) 中島敦
メムフィスなるプタの神殿に仕うる書記生兼図案家、常にウシマレス大王に変らざる忠誠を捧ぐる臣、メリテンサ。謹んで之(これ)を記す。この物語の真実なることを、あかしし給う神々の御名は、鷹神ハトル、鶴神トト、狼神アヌビス、乳房豊かなる河馬神アピトエリス。
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中島敦 「牛人」
魯の叔孫豹(しゅくそんひょう)がまだ若かった頃、乱を避けて一時斉(せい)に奔(はし)ったことがある。途(みち)に魯の北境庚宗(こうそう)の地で一美婦を見た。
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『兄貴のような心持 ――菊池寛氏の印象――』 芥川龍之介
自分は菊池寛と一しょにいて、気づまりを感じた事は一度もない。と同時に退屈した覚えも皆無である。
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『蜘蛛の糸』 芥川龍之介
ある日の事でございます。御釈迦様(おしゃかさま)は極楽の蓮池(はすいけ)のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。
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なんていうかロナルドさん、うまく「最低限この子は幸せであってくれ、幸せになってくれ」って思わせてくれる感しゅごい…
外じゃあ全然そんなことはないけれど、事務所でふたりきりの時、ドラルクに触られると、ぞわぞわして、ふわふわする。
まるで風邪みたいだ。
でも風邪じゃないのは俺だって、ドラルクだって知っていて、だからそうなった俺をドラルクはいっつも予備室のマットレスの上とか、よくわからない布を敷いた棺桶の中でめちゃくちゃにする。
それが全然嫌じゃないのがなんだかとても怖くて、俺はいつも、どうしようって考えている。
なあ、いいのかな、ドラルク。俺はこれでいいのかなあ。
だんだん最近、怖くなくなってきていて、なんだかろう、そのかわりに。
しあわせだって思うんだ、これで、いいのかなあ?
どらこう、噛んで。
なにがどうにも間違ったんだか、定期的に雪崩れ込むようになったベッドの上で、そんな台詞が唇から零れ落ちてきた。
ソファベッドも棺桶も微妙に手狭だからとあれよあれよと予備室に置かれて幅を利かせているベッドの上で、奴の背中に軽く爪を立てながら、あ、このまま力入れ照ったらこいつ灰になるなあ、それは嫌だな、とかやっぱり狂ったことを思っただけだったのに、なんで。
所謂正常位、といっても柔軟性のない雑魚だから上半身を曲げられずに起こしたまんまのやつの背中に力が入るのがわかる。
でも俺の顔といえばぐちゃぐちゃで、どういう顔をしているのか分からない。
そりゃあずいぶん長く同居して、そこそこ分かり合ってるつもりではあるんだけれども、ことこういうことに関してこの吸血鬼の情緒はよくわからないことばっかりだし、説明だってしてくれない。
「…君ねえ。あー」
ちくしょう。
なので落ちてきた言葉がなんでそんな変な響きなのかもわからないし、
「覚悟しなよ――今夜はちょっと、長くなるから」
「あ、なんで」
なんででかくすんの、っていうのにも答えが返らないまんま、俺は翻弄されるしかないのだ。
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「私は吸血鬼その時ハマっている曲とジャンルで脳内PVを作成する!」
「吸血鬼その時ハマっている曲とジャンルで脳内PVを作成する!?」
ふと、「吸血鬼が溺れたという悲劇的伝説のある泉」なる胡乱な言葉が浮かんだので流しておきますね 吸死世界なら本当にありそうではあるが…
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どらこう、噛んで。
なにがどうにも間違ったんだか、定期的に雪崩れ込むようになったベッドの上で、そんな台詞が唇から零れ落ちてきた。
ソファベッドも棺桶も微妙に手狭だからとあれよあれよと予備室に置かれて幅を利かせているベッドの上で、奴の背中に軽く爪を立てながら、あ、このまま力入れ照ったらこいつ灰になるなあ、それは嫌だな、とかやっぱり狂ったことを思っただけだったのに、なんで。
所謂正常位、といっても柔軟性のない雑魚だから上半身を曲げられずに起こしたまんまのやつの背中に力が入るのがわかる。
でも俺の顔といえばぐちゃぐちゃで、どういう顔をしているのか分からない。
そりゃあずいぶん長く同居して、そこそこ分かり合ってるつもりではあるんだけれども、ことこういうことに関してこの吸血鬼の情緒はよくわからないことばっかりだし、説明だってしてくれない。
「…君ねえ。あー」
ちくしょう。
なので落ちてきた言葉がなんでそんな変な響きなのかもわからないし、
「覚悟しなよ――今夜はちょっと、長くなるから」
「あ、なんで」
なんででかくすんの、っていうのにも答えが返らないまんま、俺は翻弄されるしかないのだ。
「私は吸血鬼その時ハマっている曲とジャンルで脳内PVを作成する!」
「吸血鬼その時ハマっている曲とジャンルで脳内PVを作成する!?」
「私は吸血鬼『逆CP作品のほうが解釈が頻繁に合う』!」
「吸血鬼『逆CP作品のほうが解釈が頻繁に合う』!?」
吸血鬼三兄弟ですら作者さんのTwitterとかでだけど母親の存在は示唆されてるんやで なんで作者さんTwitter含めて人間側主人公の親がブラックボックスなのか
ふと、「吸血鬼が溺れたという悲劇的伝説のある泉」なる胡乱な言葉が浮かんだので流しておきますね 吸死世界なら本当にありそうではあるが…
「我が名は吸血鬼『ハリー・ポッターとなんらかのキーワード』!」
「吸血鬼『ハリー・ポッターとなんらかのキーワード』!?」
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「俺がお前をすきになったみたいに、おまえも誰かをすきになるんだろうな」をマジでロ様に言ってほしくて何パターンも考えるんだけど、
いつも通りにゲームしてたらロ様がふ、と微笑んでそれを言って、「……悪い。隠してた。気持ち悪いよな」って言うから、「ぜんぜん隠れてなかったし私だって君が好きだし、なんならお付き合いしてると思ってましたケドぉ!!!!!!」って返す読ドください #読ドロ
兄貴はいろんなひとに好きだって言われてるけど、その子たちを好きな訳じゃない。俺だって女の子にもおっさんにも好きだって言われるけど、そいつらのことなんか顔も知らない。
両想いなんか、おはなしのなかでしかありえねえんだ。
なら――俺が、あいつを好きだということは。
あいつは俺のことなんか、なんとも思っちゃいねえってことだ。
ってやつ読みたい #読ドロ
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マフィン、Xの流れを見ているとどうも流石に様子がおかしすぎて心配が勝った人がわりといるっぽい?まあ確かに色々ここまでくると心配ではある いろんな制度の間隙も見えてしまったしなあ…
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震える○○っていったら○○に入りやすいやつ何かな
ネット民はあのネタ画像のせいで震える牛かな
ガンダム民は震える山でしょーね
https://x.com/sv_g8/status/1724770795325714884 そういえば昔セクサロイド改造して色々器用な万能メイドにする話考えたことあったな。えっちごとに関する機能がある分積んでるあれこれがスペック高いみたいな感じで。
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こういう間隙をついた問題が起きた時の問題ってそっちもあるよねえ 曖昧であることのありがたさを享受しつつしっかりやってるところが困ってしまうという
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なんていうかロナルドさん、うまく「最低限この子は幸せであってくれ、幸せになってくれ」って思わせてくれる感しゅごい…
外じゃあ全然そんなことはないけれど、事務所でふたりきりの時、ドラルクに触られると、ぞわぞわして、ふわふわする。
まるで風邪みたいだ。
でも風邪じゃないのは俺だって、ドラルクだって知っていて、だからそうなった俺をドラルクはいっつも予備室のマットレスの上とか、よくわからない布を敷いた棺桶の中でめちゃくちゃにする。
それが全然嫌じゃないのがなんだかとても怖くて、俺はいつも、どうしようって考えている。
なあ、いいのかな、ドラルク。俺はこれでいいのかなあ。
だんだん最近、怖くなくなってきていて、なんだかろう、そのかわりに。
しあわせだって思うんだ、これで、いいのかなあ?
このアカウントは、notestockで公開設定になっていません。
外じゃあ全然そんなことはないけれど、事務所でふたりきりの時、ドラルクに触られると、ぞわぞわして、ふわふわする。
まるで風邪みたいだ。
でも風邪じゃないのは俺だって、ドラルクだって知っていて、だからそうなった俺をドラルクはいっつも予備室のマットレスの上とか、よくわからない布を敷いた棺桶の中でめちゃくちゃにする。
それが全然嫌じゃないのがなんだかとても怖くて、俺はいつも、どうしようって考えている。
なあ、いいのかな、ドラルク。俺はこれでいいのかなあ。
だんだん最近、怖くなくなってきていて、なんだかろう、そのかわりに。
しあわせだって思うんだ、これで、いいのかなあ?
なんていうかロナルドさん、うまく「最低限この子は幸せであってくれ、幸せになってくれ」って思わせてくれる感しゅごい…