18:53:29
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Diego Lanza, Gherardo Ugolini編,『古典文献学の歴史』(Storia della filologia classica),Carocci, 2016.
18世紀中頃から,つまり近代的文献学の誕生以降を扱っているようである.こんな本が出てたのは把握してなかったので機会があったら入手しとこうかしらん.
carocci.it/index.php?option=co

20:05:40
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Longo Auricchio, F., 'Su alcuni ἅπαξ nella « Retorica » di Filodemo', Cronache ercolanesi 39 (2009):103-106.
ピロデーモスの『レトリカ』に出てくるハパクス・レゴメナ(一度しか使われない,他に出てこない単語)について.
ἀπροσλογίαは《デタラメな言葉》,συγκαταγαπάωはエピクーロスが『ピュートクレース宛書簡』で用いたκαταγαπάωに基づく新造語であると.
ところでἀπροσλογίαはDiccionario Griego-Españolにもちゃんと採録されていた.

20:13:08
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「近代的文献学の誕生以降」と書いたのは不正確なので訂正.いきなりラッハマンの話から始まっているわけではなくて,第1部はリチャード・ベントリーから.ラッハマンのことは第2部に出てくるようである.