#読書
作者不詳『西遊記』(訳:武田雅哉/小学館世界J文学館,2022年11月)
あちこちで引き合いに出されたり創作物の元ネタになったりする『西遊記』、いつもなんとなくでしか分かっていなくて。ものすごく昔にダイジェスト版を読んだきりで、しかもその内容さえあまり覚えていない状態だったのです。で、これも児童向けの抄訳ですが、あらためて読んでみました。
昔うちにあったバージョンでは作者名が「呉承恩」となっていたはずだけど、本書の巻末解説によると、実際には長年にわたって書き足され改変されているため、特定のひとりを作者とは言えないというのが現在の考え方なのですね。
読んでるうちにだんだん思い出してきたエピソードもあり、「こんなんだっけ!?」ってなったエピソードもあり。
〔つづく〕