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🏖️ 山川 夜高 / YAMAKAWA Yodaka
作品タグ https://misskey.design/tags/SeasideBooks
小説、絵、装丁・デザイン
本編は小説で登場人物の絵を描きます
📐 デザイン
書籍装丁・組版・ロゴ制作などのデザイン依頼を受け付けています
https://libsy.net/order
🐀 アイコン
ねずみちゃんはジャンガリアンドブネズミです
https://libsy.net/about/nezumichan
♠️ Aro/Ace they/them
恋愛を主題とした作品に興味を持てないので、自分では作らないし他の方の作品へも反応しないです。ご了承ください。
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俺も『ファング』人気投票したい(この投稿にリアクションをつけるとネタバレにつながる可能性があるのでマシュマロなどで耳打ちしてくれたら後方腕組みブロキャ面します ←これ)
https://marshmallow-qa.com/mtn_river
まあキャラ萌え(=特定のキャラに執着)しなくても良い作品なんですけど 強いて言えば誰派とかでもあればぜひ
読み終わった友達にDiscordやLINEでどネタバレの見せられない絵を送りつける迷惑行為を行うことで正気を保っている(見せられた方は気が狂う)
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バンドマンの「青春の終わり」の小説『ファング』通販について
在庫切れにつきご不便をおかけしておりました。
🏠BOOTH:在庫を補充しました。
🛒架空ストア:5/27(月)9:00から再販を開始します。
※本作は手製本作品です。最初に仕入れた材料分以上の増刷を行わず、材料分の完売後は当サイト内の小説『Drive to Pluto』のページで全文を公開する予定です。フィジカルで手にしたい方は早めにお求めください。
通販などの詳細はブログ記事をご覧ください #novel_fang
https://libsy.net/blog/3780
🎸新刊『ファング』をよろしくお願いします
昭和末期〜平成初期バンドマンの友情と才能の間の葛藤に、オカルト・ダークファンタジー要素を特盛し、気持ち程度に『銀河鉄道の夜』です
過去作『Drive to Pluto』読了前提ですが、読んでいなくても読めるようなので、ここからでもぜひ
RE: https://misskey.design/notes/9tr1eususf
刺青〜
雑に考えたら獣の牙か🕶か🌞の意匠だけど
ベース演奏中にちょっと見えるような手先の小さい箇所 ほかの図案の間に 小さな十字架が刻まれてたら泣く
RE: https://misskey.design/notes/9tsj2jo5ow
【逆パワハラ】部下が上司に「下級の下級のくず以下」「ポンコツ無能給料泥棒」 5ヵ月間で約100回メッセージ送る 奈良県職員を懲戒処分
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d1cf98ba1cf4cea016c1edb839e13270769650e
ファ○ネッ○レ○ーズさんで常態化してそう #SeasideBooks_与太話
小町紗良さん @srxxxgrgr の架空のジャズバンド little black dress の映画ソングしばりツアーの架空のポスターデザインです
#デザイン #FA #創作バンド
https://misskey.design/notes/9e6gtan0gh
#FA #イラスト
創作バンド little black dress (作者 小町紗良さん @srxxxgrgr )のBa. ロリータちゃんがジャズメンだと思った相手の背中にバーン!と貼り付けている「お前も今日からJAZZメンだ!」ステッカー(二次創作)
https://misskey.design/notes/9hkg4wunk2
https://misskey.design/notes/9d4dscojyx
https://misskey.design/notes/9d4ezl77q4
https://misskey.design/notes/9d8igzqhc1
https://misskey.design/notes/9d9jhj8zrp
https://misskey.design/notes/9dtzq8admh
https://misskey.design/notes/9e6h73y95s
https://misskey.design/notes/9eb8sey53m
https://misskey.design/notes/9g1jwr15wg
https://misskey.design/notes/9gp4fyhapu
https://misskey.design/notes/9hsurd64is
https://misskey.design/notes/9ims4n8s35
https://misskey.design/notes/9jyz5ws4v4
https://misskey.design/notes/9kcfihbsgf
https://misskey.design/notes/9l7suny8hd
https://misskey.design/notes/9m6beq6mhv
https://misskey.design/notes/9oe8vsn7mh
https://misskey.design/notes/9oewhnv6bn
https://misskey.design/notes/9oijd2gcy6
https://misskey.design/notes/9tjv31vsc5
https://misskey.design/notes/9tjvhdipjp
こちら前提 by. @srxxxgrgr → https://misskey.design/notes/9tsiajet0w
さらに時空のゆがみでB先生と青野クンが出くわした場合にB先生も青野クンの前髪をめくりますよね?
流行
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正気に戻ってきたのでブログを更新しました🕊
先日の #文学フリマ東京 38で配布した無配ペーパーの内容を公開しています。
あとついでに前後記事切り替えのページャーをちゃんと実装した
https://kokyushobo.com/blog/20240529/
見たいと言われた
パンクロックバンド『Fallin’』のドラマーの女の子 作者・小町紗良さん @srxxxgrgr と
小説『ファング』 作者・山川夜高 の #クロスオーバー #二次創作 小説です。
承前: https://misskey.design/notes/9tsiajet0w
ライブハウスが集まる通りの裏手に、バンドマンばかりが集まるバーがある。
ロックの連中ばかりが屯す界隈で、夜のイベントの終演後のバンドマンが多数集まる遅い時刻だった。女の子に囲まれたパンクロッカーの一団と入れ替わりに、ふらりと店内に入った一人の余所者は、何組ものバンドマンたちの隙間にあいたカウンターの空席に滑り込んだ。隣の席の女の子がカウンターに伏して眠りこけているのを横目に見る。
若者たちは自分のバンドメンバーやグルーピーを相手に自分のバンドの話に酔いしれている。店内は汗ばんだ体温で温められた煙草とアルコールの臭いが充満し、声を張り上げてのお喋りは賑やかだが全体的に気だるく、翌朝の二日酔いの予感がすでに漂う。各バンドの内輪の空気はすでに出来上がっていたが、余所者の男は疎外感に気圧されることなく、一人でジンジャーエールとフライドポテトを注文した。
「おにいさん、すごい服。どこで買ったんですか?」
隣席に突っ伏していた若い女が上体を上げた。甘い酒を飲んで酔いの回った声音だった。やわらかで真っ直ぐな彼女のブルネットの直毛が、はらりと一房肩から滑り落ちる。わざとダメージ加工を施したミニTシャツに赤いチェックのミニスカートを合わせた、ステレオタイプにパンキッシュなファッションだった。首から下げた衛星の形のオーブライターを、お気に入りのおもちゃのように握っている。
男はカウンターに肘をついてサングラス越しに彼女を見やる。
「これ? そのへんの古着屋だよ」
そう言った口元は意味もなく三日月型に笑んでいる。厚い前髪に隠れた顔立ちはよく分からず、薄暗い店内でも彼は大振りなティアドロップのサングラスを外さないので、対峙する彼女には男の表情も年齢もよく分からない。
「サングラスは?」
「これは貰い物。かけてなきゃいけないんだ」
相手の肌理の感じから、少なくとも年上だろうなと彼女は判断した。
「とってもギョーカイジンみたい」
彼女はくすくす笑う。
「もしかして顔を見られるとまずいお仕事?」
「いいや、ただのギョーカイジンだよ」
口角に笑いを貼り付けたまま、男は節張った指でサングラスのフレームを正した。
温かいばかりでしなしなのフライドポテトとジンジャーエールが出てくる。男はポテトの皿を二人の間に滑らせた。サングラスで表情は読みづらいが、男は急におどけて言う。
「どうしよう、急にコーラの気分になった。きみジンジャーエールいる? まだ口つけてないよ」
「ありがと、ギョーカイジンさん」
お言葉に甘えてグラスに手を伸ばした彼女の手指には血豆が浮いていた。
「きみってドラマー?」
男に聞かれて、ネイルアートを自慢するように彼女は両手のひらを見せた。その痛々しく傷ついた手指にうろたえることなく、口角を三日月型に釣り上げたまま「勲章だなあ」と男は言った。
「どんなのを叩いてるの?」
「パンク」
澄まして利口そうな口ぶりだが、目はとろんとほろ酔いだった。
「いいねぇ」
男の笑みが三日月から半月型に月齢が進んだ。「音源はある?」
「いま3枚目のアルバムを作ってるの」彼女もポテトを一口つまんだ。
「そこの角のレコード屋にも置いてるかな?」
「視聴機の1番よ」
「すごいね、若くて売れっ子だ。ポテトを奢れて嬉しいよ」
「あなたはなあに? ただのギョーカイジンじゃなさそう」
ポテトをつまむ男の指先を彼女は見ていた。指先が平たく四角く、爪もギリギリまで短く切りそろえている。
「わかる? ギター弾いてんだ」
「ギター弾きってみんなそう。楽器弾くのにも夜遊びするのにも都合のいい指で、そういう態度の男のひとばっかり」
「きみのバンドのギター弾きはモテるんだな。僕はぜんぜんだったよ」
彼女は、煙草の吐息をつくように、ふんと小さく笑った。首から下げたオーブライターを手慰みに弄び、火を点けたり消したりを始める。店内の暗い光がオーブライターの鏡面に反射する。彼女はしなびたポテトをつまんで火炙りにしようとする。
「こんど3枚目のアルバムを出すの」彼女は繰り返す。
「わたしはよく分かんないけど、この国のロックンローラーにとっては伝説的なレーベルなんだって。ジャッキーが言ってた。うちのバンドのボーカルの子。うちは音楽『後進国』だから、まずはうちの国で『伝説』にならないとどこにも行けないんだって」
「興味深いね。僕も音楽の『後進国』から来たから、そういう焦燥感はわかるよ」
「どこから来たの?」
「日本」
「とおいい」少し見開いた彼女の目がサングラスの黒い表面に反射する。
「そうだな、ここまですごく遠かった。……その火をもらってもいい?」
男は懐から煙草のボックスパッケージを取り出した。平和の鳩の意匠のイラストで、彼女の国では売られていない。彼女が男の口元に手を伸ばして、衛星の環をかたどった大仰なライターで着火した。
「悪いね」
カウンターにバニラの香りが漂う。
「甘いタバコ吸うのね、かわいい」
「きみもいるかい?」
「いまはいいかな」
彼女は無目的に手の中で火を灯し、何にも興味がないままとろんとした眼差しで、いたずらにライターのオイルを減らす。
様子を眺めていた男が吐息をつく。
「ところで、きみ、もう一杯ぐらい水飲んだ方が――」
「オッサン、アニーに何の用だよ」
シド・ヴィシャス風に髪を立てて革ジャンを羽織った若者が二人を遮った。カウンターに強く手を叩きつけたので、ペンダントライトが振り子のように揺れた。
灰皿に灰を弾きながらサングラスの男はパンクロッカーの若者を見上げて、うろたえることなく言葉を返す。男はビジネス風のスマイルさえ浮かべている。
「きみがジャッキー? きみのバンドのドラマーから聴いたよ。今すごく売れてるんだってね」
「そうだよ、オッサンの出る幕はねえ」
「ジャッキー、やめてよ」アニーが控えめに制する。
「いいんだ」
悠然と煙草をふかして、サングラスの男はアニーを制する。
「彼の言う通りだ。若い子が活躍するに越したことはない。これ吸ったら出てくよ。きみ、火をありがとう」
まだ長さの残った煙草の火を消して、半分ほども手つかずなポテトの皿もそのままに男は席を立った。「売れるといいな」とアニーに言う。口元はまだ笑んでいる。
催眠術師の振り子のように揺れる照明がサングラスに反射している。
そして立ち呆けたジャッキーの肩を強く叩いて、店を出ていく。
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収録全作品の感想です。
『バンクシーかもしれない』
味わいが深い。一応補足すると、東京都でバンクシー作かもしれないグラフィティが発見されたときのインターネットでのネタ投稿祭りがタイトル元ネタ。
「身軽になるべきです。私のようにね」と言った彼も、もしかしたら皆から受け取ったお礼の荷物の多さゆえにあのラストかもしれない。
『ミス・ブルーのこと』
猫の名前がミストフェリーズなのが「キマり」すぎている。「やってる」んだよ。
秋山ヨキさんの表紙のミストフェリーズの憎たらしいオス猫顔が良すぎる。
この本自体が「ブルーなものを集め」ているんだよな。
p.16「すてきよ。とてもチャーミング」
この会話のリズム、そして爛れたレディにからかわれるくすぐったさがすごく良いのよ。
ブルースはね……ブルーに耽溺しすぎてもね……なんて思う。
〜余談〜
藤本和子『ブルースだってただの唄』を思い出す。これはアメリカ黒人女性にかかる構造的な差別に対する聞き取りの本(ノンフィクション)で、「黒人である」「女性である」という二重の弱者であり、時に犯罪に手を染めなくては生きていけなかった女性たちの語りを収録している。
p.6
ブルースなんてただの唄。かわいそうなあたし、みじめなあたし。いつまで、そう歌っていたら、気がすむ? こんな目にあわされたあたし、おいてきぼりのあたし。ちがう。わたしたちはわたしたち自身のもので、ちがう唄だってうたえる。〜閑話休題〜
「でも、すてきなドレスが着られてうれしい」ライカの世間知らずさと、それを諌めながら褒めてもいるBの返しがね、すごいですよね
「サマになってるよ。こないだまでは、ピアノ発表会のガキみたいだったけど」