05:19:29 @moriteppei@mastodon.social
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マストドン、過疎ってない?

05:27:08 @moriteppei@mastodon.social
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今、特にやめようとかやろうとかないんだけど、Twitterもマストドンも投稿する気が自然にどんどん薄れてるな。SNSにだけじゃなく、人に何か言うのがダルくなってきたというか。別に自分は、自分とは異なる意見があったって、自分の感じ方とまったく異なる感じ方があったっていいのだが明らかに死んでるオウムを刺して「このオウム死んでんだけど」って言っても「眠ってるだけかも」「呼吸してないだけで息はあるのでは」みたいなことばっか言ってきてだるい。「そこで」争う意味を感じない。

05:35:06 @moriteppei@mastodon.social
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先日、ジェイソン・ライトマン監督の『ヤングアダルト』を見て大変感銘を受けたのだけど、作品全体、差別差別のオンパレードなんだよね。中には障害者が障害者を差別するシーンもあれば、バツイチの女性がシングルマザーをバカにするシーンもある。でも、不思議と視聴感が爽やかで、差別的な表現があることに「必然」を感じてしまう。これがなぜなのか、上手く言語化できないのだけど、でも「こうした言葉は使わないようにしましょう」という意味でのポリコレとはまたまったく異なる「差別」の描き方で。だって、差別って絶対にしてはいけないことだけど、日々、みんなが「してること」だよね。そこにウソをつかずに真面目に掬い取ってるのだと感じる脚本、映像だった。日本でもこういうの、描けないかなあ。

05:39:38 @moriteppei@mastodon.social
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差別はそら絶対に悪いことだし、やってはならないことだし、した相手を根底から傷つけることだってある。けれども、他方で「日常にあふれている」「誰もがしたことがある」。このギャップをしっかり認識して丁寧に埋めていかないと現実的には減らすことが難しい。差別というものを含んだ、我々の、豊かな「言語活動構造」を描くこと。でも、その上で明確に差別にノーと言うこと。

05:40:39 @moriteppei@mastodon.social
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誰はまともだけど、誰は外れた意見言ってたからとか、どこのサーバはクリーンで、どこはそうでもないとか。自分から言わせたら、そんなんこそ差別的な発想と地続きな思考経路だとすら思う。

05:43:33 @moriteppei@mastodon.social
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ジェイソンライトマン、ほんとどの作品も素晴らしくて。『ジュノ』では主人公の女の子が妊娠しちゃって、中絶しようとしたり、それでも産もうとしたりするんだけど、この子がしっかりとバカで、ひでーこと言うんだよね。そういう「あなたと同じように差別的な人間」がきっちり画面に映りつつ、でも根底ではそういうこと許してないと視聴者に伝えるのって、どうすればいいんだろう。

06:54:51 @moriteppei@mastodon.social
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人に何か言う気、って、別に人に言ってもなかったりするんだけど、まあ「通じてない」「反応を惹き起こしてない」ってことが可視化されてしまうのがSNS。めんどくさい。

07:00:18 @moriteppei@mastodon.social
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主人公は本当に感じ悪い女で、それをまたシャーリーズセロンが演じてるのがとてもよい。ゲイや障害者、それだけじゃなくて自分の出身地の人間を軒並み下に見てる。だから地元を出るんだけど、ミネアポリスという都会で暮らしていれば、今度は「下に見られる」側。売れないヤングアダルトのただのゴーストライター。だから人をあれやこれやで見下してしまうのだが、そんな自分だけが幸せになれないのはなんで???と悩む。他方で悪意のない、害意のない地元民の「残酷さ」「キツさ」がこの映画ではしっかりと描かれている。こういう差別の描き方もあったのかと大変感銘を受けた。

07:06:57 07:09:02 @moriteppei@mastodon.social
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それとジェイソンライトマンの作品、ロック好きはニヤニヤしてしまう小ネタ満載なんだよね。『ジュノ』では主人公ジュノの部屋にパティスミス、ホーセスのジャケが飾ってある(笑)。それに対して養子の引取先のおじさんは大のグランジ好き。逆じゃねーの?って笑いを誘う。

『ヤングアダルト』でも、さらっとダイナソージュニアがかかったりする。(「すべての人の痛みを感じる。それから何も感じなくなった」って歌詞)あと、ステータスクォーね!ステータスクォーというバンドタイトルが織り込まれた歌を主人公は歌いまくるんだけど、ステータスクォー=現状維持だからね(笑)。田舎町に対する揶揄というか、田舎の人たちの「信じられないしぶとさ」がわかりやすく表現されてる。

主人公が住んでるのがミネアポリス。そこにとある登場人物が言う。「連れていってよ」(Take me with you)。ミネアポリスはプリンスの出身地で、take me with Uはもちろんプリンスの曲。こんなのがゴロゴロあって、そのどれもがいやらしくないしきちんとハマってる。

07:13:26 @moriteppei@mastodon.social
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人が人を見下して、そのせいで幸せになれない。それはなんで??という問いかけになっていて、そのためにも差別をする主人公の差別発言を、糾弾するのではなくただただ描いていく方法論が必要になってる。

他方で何も悪いことを言わない、基本的にあるもので満ち足りていく田舎町の残酷さも描かれていて、善意しかない、いいひとばかりの田舎町が「とっくに合わないものを排除しおえた結果の幸福、満足」でしかないこともしっかり描けている。その田舎町から追い出されたのが主人公なのだ。

19:42:07 @moriteppei@mastodon.social
2023-06-21 16:44:30 いずみのかなの投稿 runco_a@fedibird.com
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19:42:19 @moriteppei@mastodon.social
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ほんと今こそ表現の自由戦士......。