#言語レベルでの責任転嫁 というのがあります。
例えば、メキシコでは#メイド さんは(昔の女中よりはハウスキーパー程度の)職業として割と一般的で、メイドさんがメイドを雇って仕事にでかけるとか普通にあり、日本のそれとは色々と違く、ダスキンに定期で掃除を頼むくらいの感覚です。
そんなメイドさんが、コップを落として割ったとします。
スペイン語では「Se cayó」(セ・カヨ↑)と表現します。
直訳すると「落ちましたYO」なのですが、主語が抜けているので「コップが落ちますた」の意です。
問題は人称で、それが抜けているため「なんか知らんけどコップが落ちました」という意味になります。他人事風です。
つまり、「落としてしまいました」という表現をするには、「Se me cayó」と「私から落ちました」という明確な表現をしなければなりません。
メキシコも裁判国家なので、この表現をすると非を認めたことになり賠償が発生したりするため、自分が落としたのに無意識に責任転嫁するメンタル思考があります。工場とか。
大陸ではこういう思考は多い気がするけど、言語を超えた時はブラックな社会ということ。