スペイン対モロッコおもしろいな
インターネットのサービスの有料/無料の区別は社会階層をわけてると思うけど、昔はもっと目に見えるところに階層が違う人がいたんだよな。
自分は新聞配達してたけど、配達屋にはまあなんていうかいろいろアレなひともいて、ただそれは社会のセーフティーネットとしてあったのだし、そういうアレなひとたちへの喜捨に近い形で新聞購読ってあったと思うんだけど、そういうのがインターネットで配信されるようになると、社会階層の違うひとたちは不可視化していく。
新聞配達みたいなのは情報伝達っていう意味でいうとノイズでしかない、不着たくさんあったし。でも、そういうノイズはけっこう意味があった。自分は新聞奨学生やってたけど、そういう苦学生のイメージだけで契約してくれる人いたし。
それが、新聞のサブスクみたいに情報伝達だけになると配信からノイズが排除されていって、情報に価値があるかどうかという話になってしまう。情報を取り巻く環境にお金を払っていた（コストを負担していた）のが、情報にお金を払うようになる。
新聞配達っていうのはいろんな意味で社会のノイズそのもので、もっといえば淀みなんだけど、配信の効率化でこういうノイズが排除されていくと、社会階層の違う人の存在もノイズとして扱われるようになる。
情報配信の仕組みは、良くも悪くも土地と関わっていたし具体的なモノを媒介していたと思うけど、そういうものはノイズになっていく。