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今日、「歩き当番」をやってもらうために、移住者であるHさん夫妻の家を訪問した。
「歩き当番」というのは、毎月、町や各種公共団体からの配布物を集落内の各戸に配って回る仕事で、集落自治会に所属する家の義務となっているものなのです。けれど、2年前に移住してきたHさん夫妻は住民票がこちらには無く、街の方にある家との間を行ったり来たりする生活で、謂わばこちらは別荘扱いだったので、今までは「歩き当番」の義務を免除してきた。しかし、このところ、実質的な生活の場をうちの村に変更された感じで、村の共同作業にも積極的に参加してくれている。「歩き当番」もやって貰えそうな気がして、頼んでみたらこころよく引き受けて貰えた。
という次第で、区長(≒自治会長)である私の所に町から配達されてきた8月分の配布物を持って、今回の「歩き当番」であるHさんを訪問した訳です。
玄関先で荷物を渡して簡単な説明をしようとしたら、「立ち話も何だから」と居間(和室)に通されて、クコの実のジュース(美味しかったよ)をご馳走になりながら、あれこれ楽しく話をした。
Hさん夫妻とは、農作業の話もした。
Hさん夫妻(と、もう一組の移住者であるMくん夫妻)は、いわゆる慣行農法に拠らない、自然農法に近い農業をしている。作付けしている稲の品種も、村の他の農家とは異なる。
田舎の村では横並びの同質性から外れた行動は白眼視されることが多いのだけれど、今のところ、うちの村では、そういう理由による移住者への拒否反応はほとんど無い。むしろ、へえー、面白いなあ、と思って好意的に見ている気配が強い。また、農作業や農機具についての具体的な援助もしている。
これは、移住者であるHさん夫妻やMくん夫妻の謙虚で人懐こい人柄によるところが大きいと思うが、もう一つには、これ以上に高齢化と人口減少が進んだら村がコミュニティとして成り立たず、従って、自分たちの生活もこの地では成り立たなくなるので、可能な限り移住者を大切にしたいという思いが元からの住民の共通の認識としてあることも大きいと思う。これが20年前だったら、自然農法などは、そんな農業出来るわけ無いやろ、舐めとるんか、という嘲笑に晒されたことだろう。