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先週の寅子を「父殺し」と評するのは、わたしにはピンとこない。覇者たる父を覇者にならんとする息子が(ここは息子であることが重要)殺すというイニシエーションの概念は、寅子と穂高先生の間には当てはまらないように思うから。
そもそも穂高先生は寅子の支配者ではまったくなかったよね。
そして、庇護してくれつつ、その無邪気なパターナリズムへの反発からくる「はて?」のインスパイア元にもなってくれつつ、という穂高先生との関係は、寅子が女性だったからこそ成り立ったものだったはずだ。良くも悪くも男性の弟子では受け取れなかったものを、寅子は穂高先生からたくさん受け取っていて、一面的にはそれは「特権」とさえいえるものだったかもしれない。
彼女が穂高先生にぶつけた怒りは激越ではあったけれど、「父殺し」のような峻烈なものとはほど遠く、受け止めてもらえるという信頼(甘えという人もいるかもしれない)がどこかにあってこそのものだったと思う。
やっぱり「父の娘」問題なんじゃないかな。
「若い人の不安と負担を取り除く」は、それにつながるロジックを丁寧に聞けば、とてもよく理解も共感もできるのだけど、そのために必要な労力は大きい。
わたしですら、それ以前に若い人を "今" 育てているわたしたちの不安と負担を早く取り除いて、という気持ちや、氷河期世代の見捨てられ感は最後までつきまとったから。
それでも感情と頭のギアを切り替えて、自分の思想信条的に納得のいく投票行動ができたので悔いはないし、勇気を持って立候補してくれた蓮舫には心から感謝している。
子育て(がそろそろ終わろうとしている)世代の40代女性として、生活感情ベースだと、小池の子育て支援のインパクトはとても大きかった。そしてコロナ対応の、国や他の自治体と比較した相対的なそつのなさもよかった。
日々の生活に追われながら、それではなぜ東京で生きていくのがどんどんしんどくなるのだろう、と、差別・格差や拝金主義の全面的肯定に対して降り積もった怒りと悔しさや、大規模開発等が引き起こす居住コストの爆上がりといったものの原因に目を向けるためには、多大な労力が必要なんだよね。働いて、育てて、また働いて、という日々の生活に追われているから。悪循環。
French people reject far right at parliamentary elections - again https://www.bbc.com/news/articles/cgrlxn4ngdgo