特撮に強い思い入れや関心がない人間でも、ミカドヴェヒターやヴァイパーのもつ劇しい光に魅せられる作品でもある。架空の作品、架空の特撮であるはずだけど様々な仕掛けから読み進めるにつれ徐々に感じ入ってしまう
主人公の実相寺は明らかに狂人なのだが、切通の死を契機に実相寺のもつ劇しい光に触れかつてに戻りつつある特美研の同志たちもずっと狂人であることが巻が進む中でわかっていく。
これまでの世界観から離れ昭和の特撮を主題にしていたのでしばらく手を出していなかったけど、これは明らかに若先生の新境地で直近二作にあったもどかしさを壊して飛躍できているように感じる。
『劇光仮面』の最新刊読んだ。『エグゾスカル 零』『衛府の七忍』は『覚悟のススメ』や『蛮勇引力』のような世界観とどこか繋がりつつこれまで描いてきた主人公の信念と向き合おうとして物語が発散しようとしていたけれど、今作は現代日本で劇しい光に触れてしまった主人公たちが特撮が持つ「本物」と向き合うことを軸にどこまでも真面目に若先生の作品のもつ覚悟や信念や死生観に向き合ってて凄みがある。『シグルイ』以降いっそうギャグテイストを潜め荒涼とした死や生に向き合う作風の中でどこか茶化しがあった『覚悟のススメ』などの奥にあった部分が研ぎ澄まされている。
思考に気をつけなさい、それは、いつかハイターで漂白されるから。
言葉に気をつけなさい、それは、いつかハイターで漂白されるから。
行動に気をつけなさい、それは、いつかハイターで漂白されるから。
習慣に気をつけなさい、それは、いつかハイターで漂白されるから。
性格に気をつけなさい、それは、いつかハイターで漂白されるから。
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