こんな天気だけど、こんな天気だから配達は休んだし、無駄にせず散髪に行くか。
雑誌一冊バラしてスキャンに2時間かかるのしんどい。
中綴じ雑誌はまず、ホチキスの針はずしから、もうめんどいからね……
なんで『バウンド』を誌名にしたん?と思うけど、それ言い出したら『ジャンプ』だって、そうか。
しかし、
「ずっと弾んで生きてやる!!」
はなあ……さすがに
「え?どゆこと?どゆこと?」
と思った。
少なくとも仮面ライダー1号2号は巻き込まれ型の
「能力を得てしまった」
主人公が、死にたくないから身にかかる火の粉を払っている、なんだよなあ。
ほだから、精神的な意味で仮面ライダーを正しく踏襲しているのは『寄生獣』だと思っている。
もっともバトル物としての『寄生獣』は『仮面ライダー』のアンチテーゼであるけれど(島田秀雄を投石で倒してしまうところとか、後藤の倒し方とか、特にそう)。
でも『寄生獣』を変身ヒーローものの一種とみなすこの意見を述べると、『寄生獣』の信者がキレるんだよな。
わかるけど。
以前、『シン・仮面ライダー』について、庵野監督が『正義』を描ける人なのかどうかが気になるとつぶやいたけど、よう考えたら、本郷猛が戦う理由はたいして正義じゃなかったな。
基本、抜け忍もので、追っ手を倒してるだけなんよな。
おやっさんとかを守らねば、くらいの正義感はあるだろうけど。
普通の人間に戻れなくなった悲しみを仮面の下に隠し、「人間の自由」を守るために……というのも、ようするに復讐であって正義とはちょっとちがう。
『シン・仮面ライダー』のプロモ映像を見た。
この感じで『シン・キカイダー』を作ったら、海外でもいい勝負ができると思うが、どうか。
『コミックバウンド』、なんで自分が創刊号から休刊号までコンプリートしたか、よくわかんねえんだよな。
創刊号を買った理由は覚えてる。
お!新しい青年マンガ誌か。よし持ち込みに行こう!持ち込みに行って雑誌のこと何も知らんのは失礼だから、いちおう買って目を通そう……という理由だった。
で、アポ取って持ち込みに行ったのが翌週で、開口一番
「うちの雑誌、休刊するんです……昨日、決まりました」
と言われたんよな。
最後まで揃えたのは
「もしかしたら価値が出るかも!」
と欲に目がくらんだからかなあ。
もちろん価値なんか出なかった。