ペルシウスは自虐ネタ?も多かったのでわりと楽しく読めたが、ユウェナーリスはなんか大体怒っているかつ下ネタキツいみたいな感じだった。(Wikipediaにも、"彼が残した詩は痛烈で現実を些か誇張し歪曲した表現がよく用いられている"とあった)
しかし8割方現代に通じる感じだったので、ローマあまりに現代。
「健全な精神は健全な肉体に宿る」の人だが、「神頼みしても仕方がない。せいぜい頼むなら心身の健康にしなさい」的なニュアンスだった。
"短い夜で満足しているブリタンニア人"という白夜地域の表現は好きだった。
文庫で45ページ分、女叩きしつづけている第6歌は、長えー!となった。後にも先にも最長ではないか。これも昔だからしゃーない的なのではなく、2chの女嫌いスレみたいと言っている人がいたが、そういう感じ。
ローマの悪習に対する義憤から詩を書き始めたそうだが、死後ローマ人に忘れ去られたらしいのは、当時生きている人たちにうるせーなとなられた結果なのかもしれないな…(解説に似たような話もあった)