満員電車で隣の人が立ちながらVSCodeで何かをビルドしている
取引先の人で、シナモンスティックを常備していてふだんから嗅いだり咬んだりしているという人がいて、レベルがたけえ…と思った
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岡田尊司『境界性パーソナリティ障害』を読む→ヴァージニア・ウルフが載っていて読んでみるかとなる→『灯台へ』があまりピンとこない→並びにあったイサク・ディネセン『アフリカの日々』にドハマリする→一緒に載っていたチュツオーラがまたとてもいい
という予測不可能な流れだったので、これはAIにはできないと感じるし、図書館はこれがあるからやめられない
後輩が、第一話に登場する本で「おっ」となって単行本を買ってみたらなかなかよかったです、と薦めてくれた
https://www.harta.jp/articles/100163.html
私が以前後輩に紹介した本なので、私も「おっ」となった。絵もいい
祖父が危篤っぽいのだが、アイスは食べたらしく、母のLINEが「展開が読めません」だったのでおもしろいこと言うなあと思ってしまった(生死に悲壮感のないご家庭なので問題はない)
期待にたがわずおもしろかった。
ヒトをヒトたらしめたものは何か、という議論について、道具・狩り・肉食など様々な説があるが、料理だというのがこの本の主張。根拠とする実験や調査も多く載っていて楽しかった。章立てが良くて、ちょうど疑問に思うところが次の章にくるのも読みやすかった。
まず、完全に生食だけで過ごすと健康を維持できないらしい。体重・BMIが落ち、女性の半数は無月経になってしまったという結果が出ていた。
生のものは腸での吸収が悪く、たとえば加熱した小麦なら吸収率95%のところ、非加熱だと71%と差が出るそう。(人工肛門使用者の協力で、小腸終端部での消化率を調べた研究。すごい)どんな動物でも虫でも、料理されたものを食べたほうがよく育つらしい。
ちなみに生卵推奨本が1904年に書かれて以来ボディービルダーなどに支持されていたが、近年の研究で卵もやっぱり加熱したほうが吸収率が高かったそう。(加熱91〜94%、非加熱51〜65%)
動物性か植物性かは問わず、とにかく加熱で繊維が分かれ、小さく柔らかくなりゲル化が進むことで吸収率が格段に上がるよう。
しかし料理ではエネルギーそのものは増さないというのがおもしろく、どんな素材でも料理前後での変化は平均ゼロという。
料理されたものを食べると臓器もコンパクトで済み、煮たジャガイモを食べるとき必要な歯の大きさは、生のジャガイモに比べて56〜82%減少するそう。ヒトは消化器も同サイズの霊長類の60%サイズらしい。
ヒトを脳が大きい類人猿としてとらえようとするが、口の小さな類人猿と定義してもいいくらいだという一文があった。
旱魃で食糧不足になった際、フィンチという鳥は固くて大きい木の実を食べられるくちばしの大きい種の生存率がもっとも高く、くちばしの小さい鳥は15%しか生きられなかったらしい。生き残った個体も1年でくちばしが発達した(くちばしが大きい遺伝子が多く残った)というので、器官ってそんなスピードで変わるんだ…と思った。旱魃が終わってから元のくちばしサイズに戻るまでは15年かかったそうだが。
チンパンジーは1日のうち6時間を咀嚼に使っているらしく、大変だ…。とくに生肉は咀嚼に時間がかかるので、柔らかい内臓(脳・腸など)以外は捨てる場合があるのだとか。葉とまぜて肉を噛みやすくすることがあるそうだが、料理前夜っぽい行動を感じる。あとふだんは生で食べないが、火事で焼けたときだけ食べる実があったりするらしい。
筆者は霊長類学者なので、霊長類の食べるものを色々食べてみたらしいがチンパンジーのものが一番うまかったと書いていた。それでも大半はヒトには食べられないようだが。
ヒトは賢くなったから料理が生まれたのか、料理していたら賢くなったのかは、実験でもあったように生食で身体を維持するのは困難かつ生殖能力にも問題が出るわけなので、そもそも前者では種の繁栄ができないという。料理により咀嚼と消化を省エネルギー化できたことで、脳にエネルギーを回せるようになった順だろうとのこと。
その他、この話がすごかった。
>北極圏での体験にもとづいてヴィルヒャルマー・ステファンソンが書き記している。収穫が少ない季節になると、脂肪がほとんど手に入らず(もとより植物はない)、食事のなかでタンパク質が支配的な多量養素となる。"脂肪がふつうにある食事から急に赤身だけの食事に切り替えると、最初の数日で食べる量がどんどん増え、一週間ほどたつと、重量にして当初の三倍から四倍の肉を食べている。そのころには飢餓とタンパク質中毒の症状を呈している。立てつづけに食事をとり、食べ終わるたびに空腹を感じ、大量の食物で不快な膨満感があり、気持ちが落ち着かなくなってくる。一週間から一〇日で下痢が始まり、脂肪をとるまでそれが治まらない。そして数週間で死が訪れる。"
あと1822年銃で横腹が吹き飛んだ青年を助けた医師が、その後胃を外から見られることを活用し、消化運動そのものを観察しつづけたという話もすごいなと思った。時代…。ただ青年はそのことを恨んで、他の医師から死後臓器を買いたいと提案されても拒絶し、家族は遺体を完全に腐敗させたうえで地下2.5mという深さに埋めたらしい。それもまたすごい。
#読書
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黒歴史が思い出されてウワーッてなるとき、ウワーッのかわりにお経でも唱えたらいいのではないか?と思ったが、むしろそれが本来の使い方か?
"お前は普段着(トガ)の言葉を追求し極めるのだ"、"お前はローマの庶民の昼食を主題とすべきだ"という文章が途中であった通り、庶民的な内容だったのがおもしろかった。
1世紀の人なのに現代で通じすぎる↓
>ヒマラヤ杉の樹脂で磨いて保存に耐える巻子本を後世に残したいという希望さえ馬鹿にするような、そして巻子本の頁が店頭で鯖や乳香の包み紙となるのを心配する必要のない傑作を残したいという願いさえさげすむような人がいるだろうか。
>「健全な精神を、立派な名声を、世間の信用を。」これは、他の人に知られてもよいようにはっきりと言える祈りの言葉である。しかし、次のような祈りは、自分の本心に向けて口の中でつぶやかれるのである。
>「ああ、神よ、どうか叔父がぽっくりとあの世へ逝きますように。きっと盛大な葬儀は挙げますから。」あるいは、「おお、どうかヘーラクレースの恵みによって、私が鋤いている畠地の中から、銀の壺がかちっと音を立てて出て来ますように。」そして、「私が第二位の遺産相続者として、背後から追撃しているあの小さな被後見人の名前が、どうか遺言書から抹殺されますように。(後略)」
>君は、筋肉に元気な力を、老齢となっても信頼できる体を、神に求める。よろしい。そうし給え。ただし、こうした祈りを神々が受理することを邪魔してきたのは、そしてユーピテル(神)に同意を拒否させているのは、山と積まれた料理皿であり、風味のある脂っこいシチューの中の肉である。
>私は幼少の頃、たびたび目にオリーヴ油を塗っていたことを覚えている。それはカトーが自刃し果てるときに発した気高い言葉を暗唱したくないためであった。(※ただれ目を口実に勉強を怠けた意)
小カトーの扱い笑う。あと遺言書の後ろの人消えろとか銀の壺落ちてないかなとかもよすぎる。
しかし解説にあったが、原文は独特な表現が多く厄介・難解扱いだったらしい。14・16世紀の学者に、「読まれたがっているくせに人に理解されようとしなかった」と言われているのがまたおもしろかった。
#読書
クレカやめたり乗り換えたりして結局JCB2枚とAMEX2枚というよくわからん人間になってしまったが、Masterの方が数日の猶予があるというのがへえとなったのでどうしてもVISAかMaster必要になったらMasterにしとこう
VISAのペナルティ違約金が高額でこわいから加盟店管理会社がとりあえず手を引きまくったというのは一番ありそうだなと感じた
クレカの表現規制、真犯人は誰か 見えてきた“構造的原因”を解説する
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2503/07/news144.html
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キリンの「ビールの歴史」ページおもしろくて全部読んでしまった。かなりボリュームある
エールとラガーの違いすらよく知らなかったので勉強になった。ホップが出てくる前に香り付けとかに使われていたらしいグルートって文献残ってないんだ
https://www.kirin.co.jp/alcohol/beer/daigaku/genre/hst/hst02.html
しかしサイトを見るだけで年齢制限は必要なのか?
ティーフェスティバルで買ったベトナムHATVALAのアールグレイ、飲みやすい味でおいしい。茶葉が大きくてうれしい
https://unithe.theshop.jp/items/27771854
#紅茶
くしゃみ・鼻水・涙出る人って花粉を除外しようとしていてえらくないか? 苦しい・鼻血・じんましんしか出ないの、抵抗するの面倒なので受け入れてからやばくしますねという身体の怠惰さを感じる
夜中に苦しくなって起きてめずらしく咳が出たのでついにコロナかと思ったが、花粉症だ。これ毎年やってるな
トマトスープ先生のインタビュー興味深い。サウスパーク好きなのなんかうれしい。水木しげる先生とかヘタリアの話もしている
https://www.linternaute.com/livre/mangas/6769308-tomato-soup-on-se-demande-toujours-a-quel-moment-on-peut-apporter-une-pointe-de-fiction-dans-un-recit-historique/
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角煮のせ烏龍茶漬けほんとうまい。だいたいいつも茶飯を炊いているので、角煮のせ烏龍茶飯烏龍茶漬け。今度角煮のせ焙じ茶飯焙じ茶漬けもやってみよう
のあパイセン、友達になった2ヶ月記念でケーキ出してくる重さすごい。読者コメントが全員、重…で心一つになっているの笑う
京急では浅草線が遅れていると言っていて、浅草線になった瞬間京急が遅れていると放送する瞬間を聞いてしまった
「マジック&マジック」すごいよかった
https://comic-days.com/episode/10834108156635858498
真逆方向の「人間花火」もよかった
https://comic-days.com/episode/10834108156635856968
君のほうがよっぽどニュートラルな気もしてきた。君たちは少女の頼みに応じてもいいしそれを断るのも自由だ(世界樹の迷宮)ただこの場合、なにをしてもアレ
米澤 陽子「二人称代名詞「あなた」に関する調査報告」(2016)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongokyoiku/163/0/163_64/_article/-char/ja/
>調査結果から,聞き手の社会的立場が上の場合は「あなた」はほとんど使用されず,対下位者・対同等者の場合でも,「まったく使わない」という回答の方が多いことがわかった。また,「あなた」の使用は,相手との社会的関係によってよりも,状況や場面によるところが大きいということが確認された。
最近読んだ本に、"森有正は、フランスから日本を見て、日本人の「私」は「あなたのあなたとしての私」だと言いました。"という文があって、それも思い出した。
最首悟「二者性という考えについて」(社会臨床雑誌 第29巻第1号(2022年3月)p.10-11)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shakairinsho/29/1/29_2/_pdf/-char/ja
>相手をどう呼ぶか。わたしたちは苦労しています。自分をどう表現するか、100 を超える言い方があると言われますが、二人称もいっぱい呼び方があるでしょう。でも〈I と you〉のような対等な二人称がありません。それでなるべくニュートラルにと思うと〈あなた〉になります。〈あんた〉は親密ですが、「あんたねえ」となると非難、叱責が入ってきます。しかし、相手をあなたと呼ぶと、どうしてもわたしは下に位置し、受動的であるような意味合いが出てきます。上下関係ということでは、森有正の日本人の定義が浮かびます。森有正は定見のない日本人を「あなたのあなたとしてのわたし」(『土の器に』日本基督教団出版局、1976)としました。相手が有力であったり権威があったりすると、わたしは相手の言うとおりのわたしになってしまいます。ならざるを得ないのです。
下に見ているか、叱責の意味合いがあるときに使われるのは概ねそんな気はする。もうちょっとマイルドな場面でも催促か。突き放されているというか、勝手に「私」を定義された気分になるのはあるかもしれない。少なくとも主語を省略しても通じ合える間柄or状況ではないときに使われる感じか。
ただ、言語学の人たちは敬意逓減の法則だ…!と盛り上がっていたので、そちらの可能性もあるのかも。(前例として、貴様・御前など)
加藤元浩 - Q.E.D. 証明終了「巡礼」
https://comic-days.com/episode/10834108156635864785/
おもしろかった
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2026年末までに日本企業の半数が仮想化基盤の近代化に失敗--ガートナー
https://japan.zdnet.com/article/35229878/
エッと思ったが↓のことならすでに失敗しているから安心した
>単なる「リフト」だけで、仮想化基盤の近代化を図るテクノロジー(コンテナ、k8s、HCIなど)を活用した「最適化」「シフト」には至らず
生成AIのAmazon Q Developer、古いJavaコードを最新のJava 21 LTSへの変換に対応
https://www.publickey1.jp/blog/25/aiamazon_q_developerjavajava_21_lts.html
便利だなあ。マイナー古言語のコンバートもサクッとやれるようになってきそう。そもそも言語の違いを超えてきそうだしコンバートという概念が要らなくなるかもしれないが
「どうぶつ百景」展の中にあった《鶉会之図屏風》いいな
https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/10744
こんな風に開催していたんだなあ
https://www.edohakuarchives.jp/detail-593.html
あとこれは展示あるのかわからないけど、歌川豊国(初代)《しか茶屋》が、思ったより現代的な動物園ですごい!てなった
https://www.edohakuarchives.jp/detail-26.html
#美術館
《築島物語絵巻》
https://koumyakuten2025.jp/highlight.html#chapter03
がシンプルというかゆるいというかでいい絵だなあと思ったら、人柱を集めているシーンらしく意外と重かった。
http://bakemono.jp/reading/blog/culture/art/3133/
https://www.natsume-books.com/natsumeblog/?p=10710
《浦島絵巻》の、玉手箱から出てくる煙の勢いが煙じゃないのよすぎる
#美術館
povo1.0→2.0はいつかやると思ったまま3年過ぎていた。エアコンはいつか買うと思ったまま9年無しで過ごしたことがあり(今はある)、ネット契約しなければと思ったまま10年経っている(継続中)
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ドット絵・字のゲームが日本語対応難しいの、翻訳そのものより、そのゲームに合ったフォントが無い/作るには大変という表示側の問題が大きそうなの結構盲点だった。ひらがなだけでもアルファベットよりは多いし、機械翻訳してもひらがなにするのがまたひと手間あるもんなあ