2024-06-16 16:57:45 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
📚 ロイ・チャップマン・アンドリュース『恐竜探検記』
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世界探検全集読むの3冊目だが、1900年前後の探検話はロマンがあるなあ。生物や考古学的な発見もすごいが、当時の生活や文化が垣間みえるところがおもしろい。

かっけえー!となった一部分。
>メリンは優秀な現地人だ。彼はモンゴルで他の二つの探検隊のキャラバン隊を率いたことがあり、この仕事を愛している。(中略)何度も彼はラクダ隊を引き連れて、未知の平原を何百キロも旅をし、指定の日に指定の場所にやってきた。この上なく貴重な採集標本をゴビ砂漠の真ん中から、一箱も傷つけることなく運んだ。彼は果たしうる以上のことはけっして約束しない。昨年の夏、彼は燃えるような砂漠を600キロほど横断して英雄的な行軍を行った。出発した七十余頭のラクダのうち、着いたのは疲れ果てた一六頭にすぎなかった。ここまでこられないのではないかと心配していたと私がいうと、彼は答えた。
>「心配なさる必要はありませんでした。たとえラクダが一頭になっても、私はなんとかやりとげます。私はくるといいました」
>それは彼の考え方のすべてを表していた。彼はくるといった。それでこないなどということは、彼には考えられなかったのだ。

マフィアもののような一場面
>「こんにちは」
>将軍はそういいながら自動拳銃を引き抜き、相手が動くこともできないうちに、四人全員を撃ち倒した。それから外に出て、匪賊たちに自分が何ものであるかを名乗った。(中略)将軍は、自分といっしょにきてモンゴル軍に加わるならば、命は助けてやると約束した。大部分のものはこの条件を受け入れたが、数人はいっしょにいくことを拒否した。彼は、「全員一致のほうがよい」といって、いやがったものたちを射殺した。

ゴビ砂漠ですさまじい砂嵐が去ったあと二時間かけて片付けや水浴びをしたにもかかわらずまた砂嵐がやってきたときのアメリカ人
>「だいなしだ。モンゴル人が正しいんだ。もう水浴びはやめだ。なんの役に立つんだ。私はもう寝るよ」

アンドリュースの中央アジア探検隊は、考古学者だけでなく地質学者・古生物学者・地形学者・植物学者などでチーム編成していたため、なにかを見つけたときすぐに色々な推論や調査が行うことができたそう。チーム仕事の良さを感じさせられた。

>人間関係のよさが、科学と同じように必要なのだ。

が、シンプルにそうなんだろうなあとなった。

ちょうど化石ハンター展が巡回中で、次は新潟県立万代島美術館らしい。
kaseki.exhn.jp/
2024/06/25〜2024/09/23

2024-06-12 21:18:34 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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そのパジャマがずっと売り切れていたのだが復活していたので4着買った。着るものはほとんどすべて4着買う。洗濯が多少乾かなくても大丈夫なベスト数字が4

2024-06-12 21:15:06 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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真夏と外出時以外は在宅仕事中もずっと無印良品のパジャマを着ているので、年間の8割は無印良品のパジャマでいる

2024-06-12 00:20:43 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
2024-06-11 23:20:16 あおい@mi.kyanos.oneの投稿 blue0a6m5c@mi.kyanos.one
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おもしろい
Can Chinese Speakers Read Japanese? - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ZWsLahVQj9s

Attach YouTube
2024-06-11 22:01:56 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
2024-06-10 13:12:16 メイ@みちのくコミティア12G14の投稿 k100may@pawoo.net
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このアカウントは、notestockで公開設定になっていません。

2024-06-11 22:01:04 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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ギョーザ…?

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2024-06-11 01:07:26 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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設定で易しくするモードにしても詰んでいる。ゲームから段差をなくしてくれ…………バリアフリーを求める老人のようなことを言ってしまう

2024-06-11 01:01:58 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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​ドット絵かわいいし雰囲気良い感じなのだがアクションしなければならない箇所があり早速チュートリアルで詰んでいる。自分の家に帰れない。なんなら最初街に入る前に詰みかけた​:ablobabducted:
:blobcatgame:​ Magical Delicacy
store.steampowered.com/app/223

2024-06-10 21:49:06 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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SQLServerで存在するはずのテーブルが見えなくなるという事象だったのだが最終的にはハードウェア障害のビット欠けで、DBCC CHECKDBを定期的にやるのが対応になった。のをすごい久々に思い出したのでメモっておこう

2024-06-10 21:46:35 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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金融庁監査入ってるときに障害で1週間システム止めたことあるから大丈夫(大丈夫ではない)

2024-06-10 00:34:37 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
しかしGoogleもSNSもデータ取りまくっているわりに、言うほど「要求する前に出してくれる」最高な状況にはなっていない気がするのなんでだろうな。オタクの複雑な性癖に100%応えられるようになってから呼んでくれみたいな所ある。おすすめがガバガバすぎて有害でしかないからサドパ使っていたのに締め出されたからX捨てたんじゃわかるか(低俗な争い)
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いやでも​:fediverse:​に来てから、少なくともSNSには「おすすめ」をまったく欲していなかったというのがよくわかった。今ここにいても何一つ不足をしているという感覚がない
単純に人が少ない方がゾンビが来ないからbotに増幅されまくった謎トレンドとかも見なくて済むのありがたいし。あとOSSは最悪自分で変えればいいというのは大きい
カスタム絵文字は「いいね」に比べてどういう感情で押してるのかわかりにくいから解読されにくさもあるかもしれないな
まあ個人ではせいぜいそういう、住処で調整をするしかない

2024-06-10 00:30:30 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
📚️ ショシャナ・ズボフ『監視資本主義』
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邦訳版が出る前からずっと気になっていたのだが、何度も頓挫していてようやく読んだ。おもしろかった。現代を生きる上で読めて良かった

1万年前農耕で生まれた余剰から経済を始めた人間、産業革命以降あらゆるものを生産し、ついには「人間の行動」そのものを余剰として利益を生むようになったという話。
人間の行動データが価値になることにGoogleが気づき、ターゲティングしていく流れがすごく詳細に書かれていた。社会は何を求めてどう変容したのかも、すべてうやむやにされず600ページみっちり書かれていた。

>ラリー・ペイジは語る。「我が社の目標は、ユーザーがグーグルで経験するすべてを、きわめてシンプルにすることだ。ユーザーの要求をあらかじめ熟知しておくことで、即座に、ほぼ自動的に応えられるようにしたい」
seekingalpha.com/article/29951

↑の目的であらゆる行動データが取得され利用されていくさま、読み進めるほどきもいな…となっていったが、もうずっとされてしまっているんだよな。
アメリカは9.11を経てテロを防ぐスクリーニングが重視されるようになった背景もあり広まった模様。
この仕組みにおける人間は「客」ではなく「原材料」として抽出される役割で、集まった莫大なデータから行動が予測され、誰かの行動を導き、場合によっては修正させている。
当時相当バッシングされたようだが、2012~2013年頃のFacebookのニュースフィード操作や実験で、表示内容によって実際に行動が修正させられていたの怖いなとなった。

中国の信用スコア話もかなり詳細に書かれていたが、債務不履行者リストに入っていると飛行機や列車のチケットが買えなかったり、またそのリストの友達がいると自分のスコアも下がるので縁が切られるらしい。エグい…
2017年深圳の展示会での顔認証システムの精度がすごかったという話も書かれていた。当時の上司が行ったやつかもしれない。日本の防犯カメラの1000倍の精度だと言っていた。信号無視すると顔で特定されスコアが下げられるらしい。エグい

自分の行動データを提供する代わりにローンや保険料を値下げするサービスなんかもあったりするらしい。これは日本でも似たのあったかもしれないが。
得になるならいいじゃんとか、自分は悪いことしないから問題ないよと言う人が結構知り合いでも多いのだが、自分はいまいち自分が信用ならないのでそちら側に自分を置くということができそうにない。

どこまで提供するか、されたいかを選べると良いのだろうけれど、実質みんな同意マンになっているという現状。
利用規約やプライバシーポリシーをちゃんと読むと1回45分くらい・1年で76日かかるらしいが、実際は14秒(中央値)で同意しているらしい。
hdl.handle.net/1811/72839
papers.ssrn.com/abstract=27574

あと選ぶのめんどくさい、AIが選んでくれるならそれでいいというパターンもあると思う。
自由意志なんてものは無知とイコールであって、自由と尊厳なんかを讃えているから発達を妨げるんだ!と唱えたスキナーという人がいたらしい。(バラス・フレデリック・スキナー『自由と尊厳を超えて』)これはこれで興味あるので今度読んでみたい。

スキナーを継承したようなアレックス・ペントランドという人の話。
>あるインタビュアーは、ペントランドについてこう説明する。「人間は組織にとって最も価値ある資産の1つですが、多くの企業は今も、20世紀の考え方で経営を行っています。……ペントランド氏は、常に組織に混乱をもたらす要因を知っています。それは人間です」。

singularityhub.com/2016/05/16/
SFゲームのラスボスか?みたいなセリフで笑ってしまった。(リンク先見るとそこまで強い調子にも読めないが)まあ実際そうでもあるので、笑っていられるうちが花かもしれない。
人間は産業文明で自然を犠牲にした前科があるので、情報文明では人間性を犠牲にする可能性あるぞという話は、まちがいなくやるのが人間…と思った。

個人は同じミスをそれぞれ起こす可能性があり無駄である、自動運転車は同じミスをしない一度学習したらすべて共有できるというくだりはタチコマだ…となった。
要はタチコマ的なのが人間にも適用される可能性があるということだよな。
そんな奴別れなよ・つぶしのきく仕事選びなよ・そんな派手な色買ったらあとで後悔するよ…等の提言、他者の統計データから9割正しくても背いて黒歴史になることは多々あると思うが、さらに10年経ったらまあ勉強だったなとなるのが人間だとも思うので、その選択肢が捨てられるのは良いことなんだろうかとは思う。
正解らしき行動が簡単に提示される世で不確かな自分の選択をして失敗すると、非難がよりひどくなりそうだし猶予が許されなさそう。

ただ、理由なくこの状況が生まれたわけでもないようで、社会がこうなってきた経緯について述べている有名作はさすが目からウロコだった。
生まれたときからやることが決まっていた時代と比べて、すべて決められる・決めなくてはならなくなってから人間は不安なのだというのはなるほどとなった。分業はばらばらな社会をまとめるものとして生まれたのではないかということも。(卵が先か鶏が先かな面はあるかもだが)

>分業の最も驚くべき効力は、生産性を上げることではなく、分割された集団を連帯させることだ。その役割は、……単に既存の社会を装飾したり、改善することではなく、分業しなければ存在し得ない社会にすることだ。……分業は単なる経済的な利益をはるかに超える。なぜならそれは、社会秩序や道徳の基盤を構築するからだ。(エミール・デュルケーム『社会分業論』)

>アイデンティティを探求した偉大な心理学者エリク・エリクソンはかつてこう述べた。「初期の精神分析の患者は、自分は何者なのかはわかっていたが、そうなれないことを悩んでいた。だが現代の患者は、何を信じるべきか、自分が何者になるべきかがわからなくて悩んでいる」。(E・H・エリクソン『幼児期と社会』)

>全体主義は、悲劇をもたらした偶然の方向転換としてではなく、「今世紀の危機と深いつながりがあるもの」と見なされるべきだと彼女は警告し、こう結論づけた。「今世紀に全体主義がはびこったのは、それがおぞましくも、この社会が抱える問題にうまく対応したからだということを知っていなければ、わたしたちの時代の真の問題を理解することはできず、ましてや解決することはできない」。(ハンナ・アーレント『全体主義の起源』)

>1966年、社会理論家テオドール・アドルノは、感動的なエッセイ「アウシュヴィッツ以後の教育」において、ドイツのファシズムが成功したのは、より良い生活の追求が、多くの人にとっては多大な負担になっていたからだと述べた。「ファシズムとそれが引き起こした恐怖は、古くからの権威が崩壊したのに、人々は自己決定する準備が整っていなかったことと結びついている。人々は、いきなり与えられた自由が自分にふさわしくないことを証明したのだ」。

筆者の書き方は終始冷静だったが、結論にあったこの文は、どちらかというと自分もそう思う。
>「search(探求/検索)」という言葉は本来、実存の意味を探求する旅を意味し、すでに存在する答えを指でタップすることではない。

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