16:57:45 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
📚 ロイ・チャップマン・アンドリュース『恐竜探検記』
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世界探検全集読むの3冊目だが、1900年前後の探検話はロマンがあるなあ。生物や考古学的な発見もすごいが、当時の生活や文化が垣間みえるところがおもしろい。

かっけえー!となった一部分。
>メリンは優秀な現地人だ。彼はモンゴルで他の二つの探検隊のキャラバン隊を率いたことがあり、この仕事を愛している。(中略)何度も彼はラクダ隊を引き連れて、未知の平原を何百キロも旅をし、指定の日に指定の場所にやってきた。この上なく貴重な採集標本をゴビ砂漠の真ん中から、一箱も傷つけることなく運んだ。彼は果たしうる以上のことはけっして約束しない。昨年の夏、彼は燃えるような砂漠を600キロほど横断して英雄的な行軍を行った。出発した七十余頭のラクダのうち、着いたのは疲れ果てた一六頭にすぎなかった。ここまでこられないのではないかと心配していたと私がいうと、彼は答えた。
>「心配なさる必要はありませんでした。たとえラクダが一頭になっても、私はなんとかやりとげます。私はくるといいました」
>それは彼の考え方のすべてを表していた。彼はくるといった。それでこないなどということは、彼には考えられなかったのだ。

マフィアもののような一場面
>「こんにちは」
>将軍はそういいながら自動拳銃を引き抜き、相手が動くこともできないうちに、四人全員を撃ち倒した。それから外に出て、匪賊たちに自分が何ものであるかを名乗った。(中略)将軍は、自分といっしょにきてモンゴル軍に加わるならば、命は助けてやると約束した。大部分のものはこの条件を受け入れたが、数人はいっしょにいくことを拒否した。彼は、「全員一致のほうがよい」といって、いやがったものたちを射殺した。

ゴビ砂漠ですさまじい砂嵐が去ったあと二時間かけて片付けや水浴びをしたにもかかわらずまた砂嵐がやってきたときのアメリカ人
>「だいなしだ。モンゴル人が正しいんだ。もう水浴びはやめだ。なんの役に立つんだ。私はもう寝るよ」

アンドリュースの中央アジア探検隊は、考古学者だけでなく地質学者・古生物学者・地形学者・植物学者などでチーム編成していたため、なにかを見つけたときすぐに色々な推論や調査が行うことができたそう。チーム仕事の良さを感じさせられた。

>人間関係のよさが、科学と同じように必要なのだ。

が、シンプルにそうなんだろうなあとなった。

ちょうど化石ハンター展が巡回中で、次は新潟県立万代島美術館らしい。
kaseki.exhn.jp/
2024/06/25〜2024/09/23

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化石ハンター展~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~
23:45:58 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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0→1、1→10、10→100みたいなタイプあるけど、カオス→0の送り人特化型はもしかしたら0→1よりレアかもと思う
かつての上司がそのタイプで、マイナス→0の火消しも上手かったが、更地にするのは芸術レベルだった。気付いたら首が落ちてる感じ。闇属性

13:45:10 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
2023-06-15 21:46:02 kazuhitoの投稿 kazuhito@vivaldi.net
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