字幕、吹替両方見たけど吹替版が主人公高木渉で喜んだ。
主人公のハル、最初、これはちょっと好きになれないな〜〜って思ったのに、ローズマリーがハルに好意を持ち始めたとこから私も段々好きになってきて、最終的には素敵なカップルだねって心から祝福できちゃったのがすごい。
催眠術系か……。この映画観る数日前にたまたま催眠術のこと調べてたからちょっとびっくりした。
ヒロインのローズマリー、開始30分でようやく出てきた!最初ヒロイン出てこないね!?って思ったんだけど、お待ちかねの絶妙タイミングで出してくるんだもんよ〜〜。
しかしランジェリーショップでナンパしてくる男の図はやばいぞ!?まあこの監督だからいいか……って思っちゃう。
ローズマリーのことを美女だと思い込んでるハル、自分もダイエットしようかなって思うとこ、今まで散々見せかけだけの女にちょっかいかけてきてさ、自分が美女に釣り合うようになんてカケラも考えてなかったのにね。心から人を愛すると、自分もちゃんとしようって思えるよね。
見た目だけで判断しないハルのことを好きになるローズマリー。催眠術のせいなわけだけど、でも、ハルもお父さんの遺言という呪いがかかってたわけで(9歳の頃に亡くなったお父さんの記憶が抜け落ちているとか、あの遺言が呪いのようなトラウマになっている証拠だと思う)ハル自身は最初から人を見かけで判断しなかったかもしれない。
2人でドリンクを飲む、ボートに乗る、プールに飛び込む、質量保存デートシーン好き。
催眠術が解けて、現実の見た目が見えるようになって、ローズマリーを見たら幻滅するかもと見ないようにしてはいるけど、ハルはなんだかんだローズマリーのことを愛せるって思ってるんだよなぁ。
ジルがアプローチかけてきても、本当はスリムな美女でないとわかってるローズマリーのことが好きなんだもん。
ヤケドを負った子供のシーン、色んなことに気付き、ケイデンスを抱きしめるハルの表情がなんとも言えず、名演技だなぁと感動した。ほんの少しのやりとりなんだけど、あそこだけ空気が違うように感じたし、すごく優しさを感じてなんだかとても印象的だった。
本当のローズマリーを見ても、ハルの愛は変わらないし、傷つけてしまったことも「チャンスをくれたら、一生かけて償う」と誓ってくれるのがよかった。
「本当に、それで後悔しない?」というローズマリーの不安でいっぱいの返事に、彼女が好きだと言ったハルの「ユーモア」で返すのがいいなぁ。
抱っこできない(しようとする)ハルと、見事姫抱きしてみせるローズマリーがとても素敵。
シナリオ、というかセリフに集中するあまり、映画を見る時はあまりBGMに気付けないんだけど「音楽がいい」って感想を読んでから吹替版観たら本当に素敵な音楽ばかり流れてて「あ〜〜〜いい……」ってなった!!
美醜というテーマを扱い、好き嫌いがはっきり別れそうだけど、私にとっては「好き」の映画でよかった!
#感想