最近、ダメなものはダメ、ダメなものに触れてる人もダメ、ダメなものにかかわってる諸々をダメだって知らしめていこう、っていう空気が加速してる気がして、なんか、これで何か良くなっていくのかなって気持ちがすごく強くなってる。
「ダメなもの」を持ってる人に「それはダメだから今すぐ手放せ」っていっても、こどもを危ないものから引き離すのとは違って、他人の行動を変容させるにはなんらかのプロセスが必要な気がする。どんなに奇妙な行動をしてる人も、その人なりの文脈や背景がなにかしらあるものだと思ってるので。
ダメだって言われても、それを理解するための素地や環境がない場合も往々にしてあると思う。でも、ちゃんと理解しなくともダメなんだからダメ、みたいな感じでいろいろ動いてるように見える。それはなんか、理解しないと動けない人や文脈の理解がむずかしい人にとってはどうなんだろう、って思うことがある。
それはダメなんだから、ダメだってわからないのはダメ、っていうだけでは、ダメなものとそうじゃないもののあいだでどんどん隔たりができていく気がして、ちょっと怖い。