https://note.com/tyousannboshi/n/n612623cfdd18
文字には文字のペース、映像には映像のペースというものがあるのだが、無料で消費できる多様な映像コンテンツを咀嚼せずに消費する(咀嚼する時間が惜しかったり、無料の受動的なコンテンツ消費が日常と化している)ユーザー達が消費者のボリューム層となってしまった結果。Web小説は、映像コンテンツと同じ消費速度に無理やり並ぼうとして元来持ちうる長所を著しく省いてしまった。
長文タイトルが強いのは他のWeb小説投稿サイトでも同じで、これはyoutuberが再生数を稼ぐために動画サムネイルをダサい大文字やランキング画像で埋めるのとやっていることは近い。
Twitterで『○○が○○した話』という風なタイトルで漫画をツイートして注目を得ようとするのと、やっていることは同じだし。映画広告をキャストや文字で埋めて内容をわかりやすく伝えるのとやっていることは近い。
ソーシャルゲームなどで男性ユーザーを獲得するために女性キャラクターが異常な露出をしていたり、頭と同じくらいのサイズの巨乳であったりするのと似ている。
この現状に対して、界隈の中にいるユーザーが「ちゃんと読めば面白い」と声高に主張したところで名は体を表すとはよく言ったもので、結局のところ乖離した価値観で作られているコンテンツなのである
この記事の著者は、アングラな~といっているが、アンダーグラウンドな文化や偏った嗜好が必ずしも品質を損なうのではなく、著者も指摘しているように、情報を咀嚼しない幼稚な態度が未熟な価値観や貧しい美意識をもたらしていると思う。