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名古屋・犬山旅行の二日目。
一日目はこちらのスレッド mstdn.jp/@usagiya/114047794790

さて、翌日は早起きして明治村に行くつもりでした。
早起きはできたのですが、早起き過ぎて睡眠不足、敷地が広大らしいと噂の明治村観光は少々不安……&『ありがとうも〜』の感想を書くためにパラパラ見返しながらメモをとっていたら、いつのまにか「早起きして出かける」時間ではなくなっていたという計画性のなさ。

犬山に着いたらもうお昼って感じだったので、今日は犬山観光しよう、まずは宿に荷物を預けよう……と城下町を通り抜けて宿へ。
宿が犬山城の近くの木曽川沿いにあるため、川沿いを歩きたくなり、そのままトンネルを見学。

1. 犬山城下トンネル
1912年に掘られたトンネル。
ここねぇ、何年か前まで掘ったまんまで内側も岩盤が露出してたそうなんですよ。
だからなに? と思われるかもしれませんが、ここの岩肌、すっごい面白いの!
見てみたかったですが、剥がれ落ちてきて危険だったので改修工事がおこなわれたとのことです。
通れないより通れる方が良いに決まってるもんねぇ。危険じゃないのが一番だよ。

Web site image
うさぎ屋@妹尾ゆふ子 (@usagiya@mstdn.jp)
写真:断面が赤茶色に塗られたコンクリートのトンネル。内部は灰色。岩山をくり抜いて作られている。すぐに向こうが見え、照明がなくても内部は暗くない。道路は舗装されており、端は歩行者レーンの緑、トンネル手前には注意喚起(?)の赤に着彩されている
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11:08:09
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2. 彩雲橋
郷瀬川と木曽川の合流点上部に架かる橋。1929年竣工。
ぱっと見、どこが興味深いのか不明なんですが、土木学会選奨土木遺産です。
不明なのも道理、この橋の特徴は橋桁にあるそうで……そりゃ上から見てもわからないよね。
でも、わたしみたいに木曽川沿いに歩くだけだと、橋桁は……見えないです……。

近くに看板があって、どこが珍しいのかが解説されていました。
そのまんま引用します。

>鋼製の主部材としてアメリカのカーネギー社製造鉄道レール鋼材を使用しており、古レールアーチ橋という特殊な構造をしています。
>これは名古屋鉄道によって昭和初期に犬山城周辺で大規模に行われていた観光開発に大きく関わっており、鉄道関係者が橋梁建設に大いに活躍したこの時期には、名古屋鉄道の古い種類のレールが使用され建設が行われたとされています。

橋の下、橋梁がよく見えるところから観察すると、レール材を使っていることがわかるようです。
ちょっと郷瀬川沿いに曲がって歩けば見えたかなぁ……。
それより手前の石垣カッコ良……!

写真:彩雲橋。右手前に見えるやや青みがかった緑のプレートに、土木遺産と記されている。左手前の古びた石垣と古木の根が美しいが、橋とは関係ない。右側に見えるのが木曽川、石垣の奥にある欄干から左が郷瀬川だが、写真では見えない
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11:22:56 11:24:26
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3. 木曽川遊歩道
inuyama.gr.jp/experience/detai

ふと気がついたけど、ここまですべて「ふり返った写真」だな……。
このとき、ずっと木曽川を左に見て歩いてました。

彩雲橋を過ぎて少し行ったところから、木曽川の川縁まで下りられる道があったので、もちろん下りますよね……わたし川ビューが好きなので!
なんとなくですが、これだけ川幅があって周辺に街もあるような川って、水は濁っているものと……思いこんでいたんですよ。
でも木曽川って水が綺麗なの!
この曇天の写真では伝わらないと思いますが。

いや〜、川沿いの散歩、気もち良い〜! 好っき!
寒かったですけども。

※写真つけ忘れたので追加しました!

Web site image
木曽川遊歩道 | 観光・体験 | 【公式】犬山観光ナビ
写真:幅広く舗装された道、遠くに犬山城も見える。右側は木曽川で、自然のままの河岸や、川の中に頭を覗かせている岩などもある
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11:34:04
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遊歩道はしばらく行くと終わるのですが、延々と川沿いを歩いてしまう我。
このまま寂光院まで歩けるかな〜……たまに雨も降ってきて寒いしもう引き返すか? しかし川沿いの景色が良いな〜……!

みたいな感じで、完全になりゆきで歩いてました。

唐突ですが、わたし、登山に向いてないと思うんですよね。
「行けるところまで行こう」
とか
「気になったから、こっち行ってみよう」
とか、遭難フラグでしかないので。
ちゃんとした道があるところなら「来た道をそのまま戻ればいいか」なんですけど、山はそうじゃないからね。

ちなみに寂光院というのは小山の上に御堂があるタイプの古刹で、事前に地図を見てふんわり「歩こうと思えば歩けそうな距離」くらいのことは思っていますが、べつに道を確認したりはしていません。

このあとすぐ「寂光院」という看板が道端に出てきて、じゃあ歩こうかな! と思ってからまたずいぶん歩くわけですが……。

写真:木曽川沿いの風景。河岸や中洲を冬枯れた草木が覆っている。奥にはこんもりと盛り上がった小山がいくつも見える。空には雲が低く、重く、今にも雨が降りそう
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12:44:43
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4. 継鹿尾観音 寂光院
jakkoin.com

国の登録有形文化財、市の指定文化財の建物が複数ある、山中のお寺です。
尾張の最古刹ともいわれているそうです。
山中……つまり、登ります。
350段あるという階段が有名なのですが、皆、知っているか……その350段の起点に辿り着くために、坂を上り、階段を上るんだぞ……。
足がヤバい人のためにスロープカー(有料)があります。わたしは膝がちょっとあやしかったので、使わせてもらいました。

いやぁ、本堂とつながった随求堂が良かったなぁ……なんかこう、良い。

山頂からの景色は素晴らしく、織田信長もここから一帯を眺めたことがあるとか。
遠く岐阜城まで見えるようです。もちろん犬山城も見えますが、手前の犬山遊園……じゃない、日本モンキーパークだっけ? 遊園地の観覧車などの方が目立ちました。
写真はその展望台からの景色です。観覧車の少し右に、小〜〜〜さく犬山城が写っています。

犬山寂光院公式ホームページ
写真:絶景展望台からの景色。左端に見える観覧車より少し右、奥の山と重なるあたりに犬山城も見える。右手を流れるのは木曽川
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12:59:15
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5. にしき渓記念碑
寂光院からバスで戻るべきかと時刻表を確認したら、一時間半くらい待つことが発覚。
寂光院から犬山へは徒歩一時間と少しなので、歩いて着いた頃にバスが出る感じか……いやそれはなぁ、というわけでまた歩いて帰ることに。
帰りは川沿いばかりではなく、犬山城こちらというルートに沿って歩いたりしました。

でもまぁ結局、川沿いに戻りまして……行きも見かけた「今上陛下」云々と刻まれた石碑の近くに、「にしき渓記念碑」という看板を発見しました。
それによると、昭和天皇がこちらを乗馬で視察されたとき、乗っていた馬の名前が錦渓だった由。
説明の下には「風光明媚な木曽川河畔を歩こう」上には「5」の番号があるので、こういったビュー・ポイントが複数あるものと推察されます。

ここから上流を見ると絶景と書かれているのですが、ここから上流を見る……?
ああ、木が繁っちゃったんですかね……。
何年前に設置されたものだろう。

写真:にしき渓記念碑「昭和2年11月20日、昭和天皇が此の地までおいでになった時(天皇は乗馬で視察)その馬の名前が錦渓でした 此の辺りから上流を眺めると絶景です」と書かれている。
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写真:看板から上流を見たところ。ガードレールと木、カーブミラーが見える
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13:10:21
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6. 犬山橋
そのまま川沿いに進み、行きは下をくぐって(たぶん遊歩道)とくに気にしなかった犬山橋を見学。
これも選奨土木遺産だそうです。
竣工当時は電車と自動車が共用する橋だったとか。へぇ〜……。
今は電車のみの橋になっており、自動車などは横にある新造の橋を通っています。
すぐ近くに犬山遊園駅が見えます。
川向こうは岐阜県の各務原市なので、走っている車も岐阜ナンバーが多かったなぁ。

写真は橋の脇に立っていたオベリスク?
改修前の写真を見ると、このオベリスクと鉄橋部分のあいだが歩道になっていて、両岸をつないでいたようです。今は歩道の機能は自動車用の橋の方に移譲して、石柱だけが残っている……ということかな。
わたしが見た「古い写真」は、こちら。
news.mynavi.jp/article/2024092

写真:堂々とした四角い石柱。この写真ではわかりづらいが、先端は四角錐。胴体中程で石の材質が変わってシルエットにも膨らみを持たせていたり、植物モチーフに見える金属の飾りが出ていたり、台座部分にも浮き彫りがほどこされていたりと、複合的な装飾が目を惹く
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13:11:23
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書いても書いても犬山城にたどり着かないぞw
ちょっと休憩。

わたしはわたしなので相当エンジョイしてるけど、一般的にはこのルートでこんなにキャッキャする人は少ないんじゃないかと思います。