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読了メモ:斎木久美子『かげきしょうじょ!! 15』白泉社
hakusensha.co.jp/comicslist/72
*こんな人にオススメ*
・15巻……待ってたぁぁ!
・女子にしか出せないカッコよさってあるよね
・タイムトラベルもの、せつなくて最高か!(※番外編)

文化祭で上演する劇の指導は、原則として、その演目を作った人。しかし、予定されている『リプリング』の作者はすでに鬼籍に入っている。では誰が? 演出家としてあらわれたのは、作者の娘だった。なかなか発表されないキャスティングに焦らされる紅華乙女たちだったが――

というわけで、新刊が出てたので読みました。
日付としては……たしか4日だった気が。『忘却バッテリー』の新刊と同じ日に読んだんじゃなかったかなぁ、なんだろうこの盆と正月が一気に来た感!

シリーズなので、未読のかたにもアレしないように感想を書くのが難しいのですが、そういうの配慮しなくていいとしたら、いや配慮したいので一部伏せると、君どちの名台詞を●●(伏せた文字数は実際の文字数と一致しません)はどう演じるの〜〜〜! ●●のヒロインも気になる! 早く! 早く次!

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かげきしょうじょ!! 15
01:03:18
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番外編は、さらさたちの文化祭の演目『リプリング』のコミカライズ……と表現していいのだろうか。まぁ演劇として創作・発表されている設定ですから、それを漫画にしたと考えるとコミカライズですよね。
18世紀ウィーンに現代の歌姫がタイムトラベル(タイムスリップの方がいいかな……)してしまう話で、ただ読んでも面白いですし、もちろん紅華乙女たちの配役を考えながら読んでも面白いという、一粒で二度も三度も美味しい仕様。
しかし読んでみると、あらためて「●●は『君どち』をどう演じるの〜〜〜!」が気になる……。
最強の当て馬というからには、舞台上でもっとヒロインとの絡みが描写されるんだろうし、いやもう気になるじゃん気になる、気になり過ぎますぞ!

感想をとてもシンプルにまとめると「続刊が楽しみです」になりますね!
続刊が楽しみです!

01:13:09
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献本御礼&読了メモ:太田忠司『読んだら最後、小説を書かないではいられなくなる本』星海社
bookclub.kodansha.co.jp/produc
*こんな人にオススメ*
・読むだけでなく、自分でも書いてみたいけど……どうすれば?
・とにかく小説の書きかたがわからない
・実用的に、ほんとに「読んでその通りにしたらすぐ書ける」アドバイスがほしい

いきなり小説を書いてみる……そんなこと、できるの?
もちろんできます、この本に書かれている通りの手順を踏めば。
――そんな風に紹介できる、とっつきやすく、可能な限りシンプルに「書き手」へと導入してくれる一冊だと思います。
すでに書きはじめている人にとっても、大いに勉強になるのではないでしょうか。

これは実体験からの言葉なのですが(前にもどこかでつぶやいた気がする)。
わたしは「なんとなく書けてしまう」タイプなので、自分のやりかたを理屈でうまく説明できない部分が多いです。
べつに他人に説明できなくてもいいのでは? と思われるでしょうが、なんとなくできていることって、逆に、できなくなってしまうこともあるのです。それこそ、なんとなく。原因不明のままで。

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『読んだら最後、小説を書かないではいられなくなる本』(太田 忠司):星海社新書 製品詳細 講談社BOOK倶楽部
01:22:41
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だから、メソッドというほど磨き上げたり、他者にわかりやすく説明したり……まで望まなくても、ある程度は「こういう作用がある」「こういう手順を踏む」「こうだからこうなる」という仕組みは理解しておいた方がいいです。
書きつづけるつもりなら。

わたしは一応プロの小説家なんですけども、プロって「つづける」能力があることが重要なんだと思います。
つづけられるから、次の依頼が来る。まだ書いていないものを、書けますと約束できるのが本物のプロです。次も書けるとは、書ける状態を再現できるということです。
(どうでもいいことですが、わたし自身はやや「偽物のプロ」っぽいです)

べつにプロでなくても、趣味で書いていても、やはり「つづける」ことで熟練します。
文章がうまくなる、構成が自然にできるようになる……といった技術的な面だけではなく、個性も磨かれます。作家性というやつです。
いつでも書けるための指針をすべて自分で組み立てる必要はなく、本書のようなガイド本を手がかりに、書きかたを理解し、固めていくのは有用だと思うのです。

01:28:39
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先月は読了メモを完全にサボっちゃった気がする。
たいして読んでないけど……『悪役令嬢転生おじさん』の新刊と、あああタイトル出てこない、『塔の少女』だった……そう、それそれ!(検索して確認した)

03:02:00
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ボス面くりあシターヨ。

どう考えても面子が豪華過ぎなので、組み直さないとなぁ……。
でもテキヤトがいると第一段階のボスが早めに終わって助かるんだよなぁ……。

スクリーンショット:CR-5〜8までクリア済みのマップ。勲章獲得「情熱のクリスタウォワ」
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スクリーンショット:編成画面 Iana Doc Ella Fuse テンニンカ バグパイプ ヴィヴィアナ ルーメン ベースライン リー キリンRヤトウ 血掟テキサス
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13:12:40
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@time_imlv わたしも「ままいる」は見たことがない気がしますね……。そういう使いかたで「まま」を持ち出すときは、「ある」とセットで固定化されている(そして忘れられようとしている)イメージです。

あと、伝わりやすさを考えて書き換えるの、わかります。

13:16:18 13:18:25
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フォロワーさんが「ままいる」という記述を見て、そういう意味での「まま」は「ある」とセットでしか見たことなかった、的なことを書いてらしたので、家にある辞書で調べてみたんだけど(精選版日本国語大辞典)、そもそも「まま」に「ままある」の用例さえなくて、う〜ん……って感じ。
「まま」も「間々」と「儘」系のほか、いろいろあるんだけど。

この辞書買ったときはなにも問題を感じなかったのに、久しぶりに引いてみたら文字が! 文字が小さい!!!
老眼鏡かけても少し光量がたりないとまったく読めない……。

なので、ちゃんと読んだつもりだけど見逃している可能性もございます。
いやはや。老眼つっら。

13:18:05
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『明鏡国語辞典』は
>「そうした間違いは間々あるものだ」
という用例が載ってますね。用例は、これ一個。

13:24:39
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『精選版日本国語大辞典』の用例は、こう。
>間起る
出典は大唐西域記長寛元年点(1163)
「間」と「起」のあいだに「ママ」と小さく書いてあります。

わたしも「ままある」くらいしか使ってるのを見かけたことがなかったし、特になにも思わず読んだり書いたりしてたから、はじめて調べたな……。

13:35:36
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そういえば最近、「浮き足立つ」がウキウキした心持ちの表現として使われはじめていると聞いて、へぇ〜、くらいに思ってたんだけど、ウェブ小説を読み漁ってたら短期間に三回もそれっぽい使いかたに遭遇しましたよ。

マジか……もう元の意味で「浮き足立つ」使えないじゃん、誤解されそう!
と思ったものの、そもそも「浮き足立つ」って表現をあまり使った記憶がない……。

もとから知ってる人があまり使わないから、「ちょっと珍しい面白い表現」としてウキウキの意味で採用され、それを読んだ人がまた「ちょっと珍しい面白い表現」として……そして徐々に「ふつうの表現」になっていくということかな。

そう考えると、なかなか面白いし、未来の日本語学生(いれば)が古語ってどうして時代ごとにどんどん意味変わるのほんと勘弁してくれよなとか思うんだろうと考えると、頑張ってね、って気分になりますね。
どうしようもないからね。話者(書き手)が多いあいだは言葉は生きてて変化するからね。頑張ってね。

13:47:35
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持ち出したドデカイ辞書を元に戻すのが面倒だなと思いつつ、せっかくなので、ほかの項目も眺めてみたところ。
隣のページに「魔法使い」があったわー。

魔法使いの用例は「まほうつかひの益良(ルビ:ますら)殿」浄・用明天皇職人鑑(1705)

まほうつかひの益良殿……。

(辞書の中身がこんなに大量に読めるのはよろしくないと判断し、画像は判読困難なレベルで縮小してあります……見開きの情報量が多い!)

写真:開いた辞書。四段組
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