12:08:55 @sukekyo@mstdn.jp
21エモンとモジャ公
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藤子・F・不二雄全集でモジャ公を買いましてね。やっぱりキレキレでおもろいし。児童書に描いたのやら整合性を取るために描いた別バージョンも興味深いが、改めて完成度がすごいと思った。
それは、つい思い出して読み直した21エモンを読んでも思った。モジャ公の前に描かれたもので、かなり共通点の多い作品ではあるけど、モジャ公とはかなり違ってけっこう話も設定も移ろいでいくし、軸がギャグに置いてるよな。
モンガーがワガママでゴンスケがマイペースでどっちも頑固ってのがおもろいな。これ、モデルがいるんかな?と思ったりするほど生々しい。

それに比べるとまだモジャ公の3バカは作られた感があるね。
でも、世界観の作り込みやSFへの深入り度はすごいよね。あの作品は日本の方のSFのノリをかなり活かしてるよなあ。1969年から連載してるからなあ。星新一、筒井康隆、小松左京の以降の流れ。ブラックでちょっち風刺でセンスオブワンダー。しかも、話がずっと繋がってるよね。ダンボコの話だけ入れ子だったのはこれで知ったけど、不自然感ないしな。宇宙船がちがうけど。