最新作の短編集「ぐるぐるゴロー」がとてもよかったのでそれの感想文を書くためにいろいろ読んでたら準新作の本作を持ってるけど読んでないことに気がついて今読んだ。
と、これが小田扉渾身のダークファンタジー傑作だったのだ。
コンビニの店長はかつて魔王を倒した魔法少女だったという話。
これがほがらか元魔法少女現コンビニ店長のおばはんって日常ギャグになるのかと思いきや、1巻の半分くらいからかなりおかしなことになる。
「それでも町は廻っている」みたいに時間が前後しだして、魔王を倒す前、倒した直後、現在など、前後する。そしていろいろ複雑な事情が明らかになっていく。
コンビニ誕生秘話や魔王との関係とか。最後の方には複雑ここに極まれリって展開になり。そこらへんの複雑をちゃんと解くことなく終了して全2巻。とくに打ち切り感はないので予定通りなんだろうな。
コレを経ての短編「ぐるぐるゴロー」が明快な短編集になるのは」わかりやすかったり。
それくらい本作は濃い。全2巻だけど。だけどまごうことなき小田扉じるし。
魔法少女仲間のメグッチがとてもキュートでした。